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2016年06月のアーカイブ

2016/06/20〜06/26の業務日誌

20160620

iPhoneに聞き慣れぬ音で警報が

2016年6月20日月曜日、今日からまた独身、そして大雨始まる
昨夜のライブ大騒ぎから一夜明けてもまだ疲れが残っていまして、いつまでも若くないのかと思いつつも気合いで起き上がりました。酔いすぎてどうやって帰ったのかあんまり覚えてないのですけど妻の運転で高速飛ばして帰ってたようです。10時過ぎ、妻を熊本空港までお見送り。実家に戻るというのでしばらくまた独身生活が始まるのでした。家に戻って大人しく仕事しながらやはり居眠りしたり、夕方からは昨夜撮影された動画をちょこっと編集したり。16時過ぎ、iPhoneから聞き慣れない音がでっかく鳴り響きいたい何ごとかと画面を見ると大雨の緊急速報なのでした。20時過ぎ近所のスーパーで半額になった弁当を買ってきて食べてたら突如大雨が降り始め、これまたシャレにならないレベルの豪雨に。何よりも雷がすごくてこりゃまた被害が出ないと良いけど思いながらもぐっすり早寝してしまいました。


20160621

健軍川をチェックする社長

2016年6月21日火曜日、銀行業務、スキャン仕事など
目を覚ますと雨はだいぶ小降りになっててしばらくすると上がりまして、今のうちにと柴男社長と散歩へ。近くの健軍川は夜の間は相当水位が上がっていたようですがそれもだいぶ引いてました。自宅がもう少しこの川に近かったらやっぱり怖かったのかなあとか思いつつ。スキャンニング作業や銀行業務をこなしつつ久々ジムへも。夜はなぜかHuluで懐かしのテレビシリーズ「ミラーマン」を見はじめてしまってつい夜更かし。外はまたしても大雨と雷雨が続いている。


2016年6月22日水曜日、喫茶店で大量仕事

20160622

ついに死者まで

朝起きても雨はまだがんがん降っている。届いた新聞を見るとついに死者まで出たようだ。いったいどこまで熊本の受難は続くんだろう。お昼過ぎにようやく雨が上がったのですかさず散歩へ。公園には選挙カーが停まってて演説してました。そうか今日は参議院選挙の公示日か。しっかりこの震災を利用しようとしている候補者の演説が聞こえてきて、なんかそれは違うんじゃないかって気がしたのでイヤフォンで塞ぎました。数年前に読んだ「ショック・ドクトリン」という本を思い出したからです。ずっと家にいるのも飽きてきたのでジムの後は喫茶店に入ってしばし仕事や読書を。無料Wi-Fi使えるようになってすっかり気に入ってる岡川珈琲店でした。夜家に戻ってテレビ見てたらまた大雨が。


2016年6月23日木曜日、ラーメン食べてお腹壊す

20160623

車中泊用空き地に何か建つのか

朝食に続きお昼も自宅で食べようと即席ラーメンにあまってる野菜や玉子ぶっこんで食べたら不覚にもお腹を壊してしまったようで午後を棒に振ってしまうのでした。もうずっと調子悪くて腹巻きに使い捨てカイロ貼って横になってるだけでまったく仕事できず。夕方目が覚めたのでiPadのAmazonプライム動画でジェームス・ブラウンの映画みてちょっとだけ元気でました。

 


2016年6月24日金曜日、ガストで原稿仕上げたり

20160624-1

すっかり画面が狭くなった

 目が覚めてもまだお腹の調子悪くてよっぽどなもの食べたのかなあと考えるも思い当たる節もなく。11時過ぎまで寝込んでてお昼前にようやく近所を散歩するほど回復、家に戻ってテレビ付けるとイギリス国民投票がまさかのEU離脱賛成へとのニュース。相変わらず大雨警報も出ているのでもともと小さなテレビの画面はさらに狭くなっているのでした。震災以降ずっと熊本のテレビ画面は虐められっぱなし。しばらく作業した後、東区役所へ。息子がパスポート延長するのに戸籍が必要だったのですが区役所はまだまだ罹災証明を取りに来る人などで大混雑、今日も新潟市から応援に来てくれている公務員さんなどが整理を手伝ってました。新潟も地震経験してるわけで、日本の中でなんとなく被災者仲間みたいな繋がりができているのかもしれない気がしました。

20160624

走行中に激しい豪雨

お昼は戸島のガストへ。月末までに仕上げなければいけない原稿があったのでGoogleドキュメントにざっと書いてみました。最大1500文字で、と入れてたのにできたら3111文字に。どうやって削ろうか。大雨の中、ドラッグストアでレトルトのお粥買って家へ。少しでもお腹を温めようと熱めのお風呂沸かして長風呂してると外はいよいよ大嵐の様相に。お風呂ではiPadのKindleで漫画「いちえふ3巻」を読了し、寝室では寝つくまでと思ってHuluで「インディペンス・デイ2014」を見はじめたら下らなくてつい最後まで見てしまいました。


2016年6月25日土曜日、またもお腹壊して

20160625

よく見るとボロボロになった建物が多い

朝ご飯作って食べたらまたお腹を壊してしまいまして。どうも皿洗いとか生ゴミの管理に問題ある気がしてそうだよな、皿洗った直後にその手で生野菜ちぎってサラダつくったりしてるからなあ、と気づいたけども時既に遅し。土曜日もぐったりしてしまいそう。気合いを入れねばと無理してジムへ。いよいよヘロヘロになり果てて自宅に戻り、独身生活の友、Huluで映画226を見る。昭和史に関してはいろんな本を読んできたつもりだけど、こうした映画を観ると断片的な知識が繋がっていく感じがして面白い。もちろんドラマを見て歴史がわかった気がするのは危険だけど。夜はとても冷えてきたようで箪笥からパジャマを引っ張り出して暖かくして寝ることに。


2016年6月26日日曜日、ひたすらインプットの休日でした

雨は退屈だ・・・

雨は退屈だ・・・

今日は完全オフ日ということで家に籠もって読書三昧することにしました。まずは先週日曜日の高知復路から読み始めた「福島第一原発廃炉図鑑」を読了するのに実に5時間。400ページ越えの大作、十分な読み応えでした。続いてはKindleで「日本会議の研究」に3時間。ちょっと昭和な文体につい引き込まれ。夜は映画ってことでHuluで「12モンキーズ」に2時間。お腹の調子もだいぶ戻って来まして来週は仕事に完全復帰できそうです。。


<今週読んだ本>

  • 福島第一原発廃炉図鑑(開沼博 編)
    • 熊本に住んでいる僕にとって311とは前の前の大戦争、つまり第一次世界大戦みたいな感覚で捉え始めてる気がしている。でも本当はまだ終戦していなくて、それは原発の廃炉が完了した時点ではじめて講和条約が結ばれるからなのかもしれない。かつての戦争反対を唱えた人たちの中には「実は戦争は終わっていないしこれからも終わることはない」とか「戦争は非人道的ゆえにたとえ敗戦処理であってもけっして関わってはならない」「戦争を仕事にする軍隊に属する人間はみな穢れている」といった主張をする者が多くいたことを僕は知っている。いま原発問題においてもその歴史が繰り返されつつある気がする。この図鑑を読みながらむかし読んだ軍隊や武器を詳説した図鑑みたいだと思えてきた。できるだけ頭をニュートラルにして、正義感やべき論を頭から追い出して現実に直面するプロたちの話や最前線に生きる人たちの話を読むって感じだ。原発に賛成の人も、反対の人も、こういった現実を常にアップデートしながら論じないとどんどん空虚で観念的になってしまうのは昔の戦争を巡る議論と同じだと感じた。ところで開沼氏の本は3冊目。今作でも彼は怒っている。文面はできるだけ穏やかにと努めているけど端々に苛立ちと怒りを感じる。でも双方の怒りが収まるときにもう一つの廃炉(社会的な)が終わるのかもしれないって気がした。
  • 日本会議の研究 (菅野完)
    • 熊本はどういうわけか日本会議の人たちと出会う確率が高い。よく繁華街でチラシを巻いている。その主張を読むかぎり僕には荒唐無稽でアナクロ的でちょっとカルト気味だって気がしていたのでできるだけ避けていたけど、この本を読んでいてその感触の由来がわかった気がした。かつての学生運動を引きずっている人たちの影響がまだしっかり残っていたからかと。僕の通った大学は80年代にしては珍しく左翼団体が元気だった。たまに話を聞くとみなロボットのように誰かの言葉を繰り返しては他人の意見を封じることしかしてなかった。そう躾けられてたのだろう。自分の考えをもっていそうにない感じがして気味が悪かった。その後オウム事件が起きてますます「所属する団体の言い分を頭から信じて疑わない人」への気色悪さが増した。実際の本会議がどうなのか僕は知らないけどこの本に書かれている歴史が本当だとすればそんな昭和な雰囲気にはあまり近づきたくない。ところでこの本の文体も昭和的だ。ちょっとB級ドキュメンタリールポっぽいのだ。それが演出なのかどうか分からない。
  • いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(3) (竜田一人)
    • 2巻までは読んでたんだけど、廃炉図鑑みたら3巻も出ているらしいとのことで今回もKindleで読んだ。もし機会があればオンサイトを見てみたいと思う。良いとか悪いとか別にして、ものすごく興味あるのだ。熊本城をなんども見上げてしまうのと同じ感情なのかもしれない。

<今週観た映画>

  • ジェームス・ブラウン〜最高の魂を持つ男(hulu)
    • 去年の夏に映画館で見たのだけど、久々観たらいろいろ発見があった。この作品でいちばん好きなシーンは、子供時代のJBが白人らの前での見世物として目隠し集団ボクシングさせられるところだ。殴られてぶっ倒れたJBが見たのは白人向けのラグタイムジャズを演奏する黒人バンドが突然立ち上がってSuper Badのリフを始める妄想だった。退屈なパーティ音楽が同じ楽器編成なのにいきなりだらけた人間たちの心を突き刺す強烈なリフの繰り返しになる。ただ5度の和音を単純に並べているだけなのにその場の空気を歪ませ弾ませ立ち上がれ、殴れ、勝ち取れ、ひれ伏させろと告発する。なんど見ても鳥肌がたつ。
  • 226(hulu)
    • 2.26事件を豪華キャストで描く大作邦画。当時の宣伝を覚えいてるけどみることはなかった。単純に映画としても面白いけど、当時のエリートたちがどのような正義感、言葉遣い、上下関係、国家観をもっていたのだろうなんて思いながらみるとなお興味深い。
  • インディペンデンス・デイ2014(hulu)
    • いわゆるデリバティブなB級映画として突っ走る感じが逆に好感持てて最後まで見てしまう。アメリカ人ってこういうので喜んじゃうかーって。日本のかつての帝国軍人とあんまり変わらない気さえした。みたことないけど某新興宗教が作ってる右翼映画もきっとこんなノリなんだろうなあとは思った。
  • 12モンキーズ(hulu)
    • 95年か96年に八代市の第一映画で見たと思うので実に20年ぶりに見直したことになる。当時意味不明だったシーンも今なら理解できたりして、たしかに見る年齢、年代によって映画って変わるもんだなあと。この数年後にブラピはファイトクラブを演じ、ブルースウィリスはなんども時間旅行をする羽目になったわけで、そんな観点からも楽しめた。
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ODMLメルマガNo.146 2016年6月号

http://www.ourdent.com/our/report/MM201606.pdf

ODMLメルマガ145号(2016年6月号)を配信しました。
下記はリンク先PDFのテキスト部分です

1.Sino-Dental Show2016レポート
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生まれて初めて北京に行ってきました。関空往復が恐ろしく安かったこと、北京市内のホテルも安く取れたことで国内出張と変わらない気軽さでSino-Dental
Showを見学してきました。いくつにも分かれたかなり広い会場に面食らいましたが(といってもケルンのIDSほどではない)、最近はすっかり画一化された日本のデンタルショーとは少し違う雰囲気を感じ取ってきました。

メインブースの雰囲気は日本と似ていて特に欧米のメーカーが積極的に展示していた。彼らの多くは中国での現地生産も盛んらしい。
・CAD/CAM関連は大きなブームだが口腔内スキャンはそれほどでも。
日本メーカーのブースは思ったよりも多くなく韓国メーカーの方に勢いを感じた。アメリカやドイツもそれぞれ固まってブースを作っていた。
・ディーラーだけの会場がいくつかあり、噂通り現金で即売していた。
・ニセモノが蔓延っていたかどうかはわかりません。でもあっという間にできあがるコピー製品はまだ多いと日本メーカーの方が嘆いてた。
・みなさん大声で商談するので会場は騒然としている。
日本と違い宣伝の自己規制はないらしくわりと派手な演出が多かった(といってもIDSの方がまだ派手な気がしますが)。
・日本人は案外少なく感じました。

そんなにじっくり見たわけでもないのですが、熊本から北京までは直線距離で1500kmとほぼ北海道と変わらぬ近さなのでまた機会があれば出かけてみようかなあとも思いました。右に掲載しました写真9枚はシノデンタルショーでのスナップですこちらのGooglePhotoに89枚のアルバムを作ってますのでもしご興味のある方はぜひご覧ください。https://goo.gl/photos/vGPXiB52hM4Vkq6V6

2.1ヶ月間で最も閲覧された文書ベスト10
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直近1ヶ月間でもっともダウンロード閲覧されたODML掲載文書のランキングを作ってみました。やはりトップページのヘッドラインニュースに掲載した文書が上位に来るようですね。メーカーの皆さま、ぜひヘッドラインニュースへの登録(無料)を積極的にトライしてみて下さい。

1.スマートライトFOCUS    133件
2.アルテサーノ(山八)      98件
3.デンタルテクニカ MONO・もの・モノ作り隊 Vol.3   95件
4.メガボンド2         77件
5.パナビアV5          72件
6.MIコアファイバーポストGC   69件
7.リライエックスアルティメットレジンセメント3M   68件
8.トロフィー3DIプロ       68件
9.ビューティフィルキッズ     67件
10.トクヤマFRポスト       66件

3.今後の出張予定
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06/29(水)〜07/02(土) 東京
07/13(水)〜07/17(日) 東京・高知(SJCD合同例会)
08/06(土)〜08/07(日) 大阪

4.あとがき
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4月中旬の熊本地震以降、2ヶ月ばかりほとんど出張せずに大人しく過ごしていたのですが、6月に入ったら北京から大阪・東京と1週間ほどあちこち出かけることになりました。やっぱり家にずっといるとアイディアも出てきませんし何となく前向きになれない感じがするので、月に幾度かはホテル住まいするのが良いみたいです。熊本は相変わらず天気が悪く、ずっと雨か風か余震が繰り返しやってきます。だいぶ慣れてきたのであとは台風と噴火さえ来なければなんとか復旧していけそうな気がします。
イギリスのEU離脱国民投票や参議院選挙、突然の都知事選挙と社会の注目は目まぐるしく移り変わっていきますが、歯科を取り巻く環境は幸いにして他の作業に比べるとまだゆっくりとしているのではないかと思います。でもそのエネルギーは着々と蓄積されています。いつどのようなことをきっかけに大きな断層が顔を出すのかは誰にもわからないのだと思います。でも確実に変化のエネルギーが蓄積されていること、そのエネルギーの方向性などはみな肌身で感じているのではないでしょうか。
私たちがいまできることと言えば絶えず動いている変化の胎動に耳を傾け、突然何が起こってもビビらず乗り越え、できればそれを利用しさえしてのし上がっていくための準備なのではないかなあと思う昨今です。

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 MM201606
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2016/06/14〜06/19の業務日誌


2016年06月13日月曜日、関空から成田へ、息子とランチしたあとは松戸・都内の2カ所で打合せ
IMG_0907朝5時過ぎに目が覚め部屋のテレビをつけると泉佐野市での殺人事件のニュースが。そういえば昨日北京空港を飛び立つのとほぼ同時刻に上海空港で爆発騒ぎ、帰国したら八代で大きな余震、そして泊まっている街で殺人事件となんとなく身の回りが騒々しいような気がします。僕のせいではないです。チェックアウトし泉佐野駅から南海電鉄で関空駅へ。早朝の空港は開いている店も少ないのでコンビニでおにぎり買って07:30発のJetstar機で成田空港へ飛びました。成田空港では例によって第2ターミナルまで700m近く歩き、電車を乗り継いで京成大久保駅へ。大雨の中とりあえずビニール傘を買い求め、前回から1年ぶりに息子のアパートを訪ねましてその荒れた生活ぶりに驚きつつとりあえず何か食わすわ、と歩いてすぐのファミレスでピザとパスタのランチを。とりあえずその下顎前歯の歯石をどうにかしなさい、職業柄気になって仕方がないのだと万札からのお釣りを渡して別れました。30年前を思えばあまり偉そうなこと言えないのですが・・・IMG_0912
バスと新京成線を乗り継いで次は松戸駅へ。ODMLのサーバーシステム開発を委託しているナルコームさんにて定例ミーティングを1時間ほど。終了後は東京都内へと移動し、久々に訪問した高層ビルの某企業にてミーティングに参加したあとは今宵の定宿のある南千住へと移動しました。ユニクロでTシャツ買って適当にみつけた居酒屋で一人めし、大浴場でしっかり温まって就寝。


2016年06月14日火曜日、企業協総会にて元首相講演会に参加
IMG_0923あまりの朝日の強烈さに目を覚ますとそこは南千住の安宿でした。北京の安宿とは比べものにならない健康的な日光に感謝しつつ、朝風呂あびて無料Wi-Fiにつないでいくつか仕事。お腹が空いたので駅前まで歩いてデニーズに入り、わりと豪華な朝食を食べながらここでもMacBook拡げて明日の地震報告会プレゼンを作る作業を昼前まで。ホテルに戻り充電したあとは水道橋のお蕎麦屋さんで打合せしたあとホテルグランドパレスへ。加盟している日本歯科企業協議会という団体の総会ですが今日はいつもよりかなり参加者が多い。というのも総会後の特別講演講師が元首相だからです。DSCN144060分の講演は主に原発ゼロを目指す今の心境について語られたものでしたが、個人的には満足することはできませんでした。原発ゼロ自体に文句はないのですけど。どうしても彼の発する言葉が責任ある大人のものとは思えなかったのです。自分は首相時代に原発推進派に騙されていた、だなんてそれだけで済ませていいものだろうかと。「騙されていた」で済ませられるんだったら郵政民営化も新自由主義政策もアフガンイラク戦争はどう総括するの?と聞き返したくなるし、後になって「やっぱりあの時は反原発の人たちに騙されてた」ってまた翻るかもしれない。国民舐めるなよ、なんて柄もなく憤っていましたがそんな黒い感情に覆われてたのは会場で僕だけだったのかもしれません。
総会後は旧知の友人とちかくのチェーン居酒屋で軽く一杯。電話かかってきて銀座のホテルで飲んでた会員さんらに合流、日付変わる前くらいまでああだこうだ飲んでました。銀座から南千住に戻り、大浴場。


2016年06月15日水曜日、水道橋で熊本地震報告会、その後熊本に戻る

00000423_eye_catch__thumb熊本地震報告会抄録 2016.6.15日本歯科新聞社4時頃目を覚ましてしまい、努力してもいっこうに眠れそうにないのでもう起きてしまうことに。午後からは熊本地震報告会の本番ということになり、ベッドのうえでパソコン拡げ、一人でぶつぶつ話ながらリハーサルしました。60分間の予定なのに75分もかかってしまった。いくつかスライドを整理しなければと思いつつ朝風呂へ。チェックアウト後今日も駅前のデニーズで朝食を取り、まだスライドを編集したり。11時に会場である日本歯科新聞社を訪れ、会場にて器材セッティングテスト、参加者の一覧に目を通してイメージを膨らます。いつもは裏方なので喋る側に回るといまだに緊張します。M社長と近所の台湾料理店で少し早めのランチをとりながら打合せを進めました。まだまだ時間があるので会社の机を借りてちょっと他の仕事を。昨夜熊本で開催されたスタディグループ理事会の録音をLINEで送って貰ったのでそれを聴きながらGoogleドキュメントに議事録をまとめたり。iPhoneの音声メモで録音して貰ったのですがとても聴きやすく、なかなか良い時代になったなあと。

IMG_094315時30分、いよいよ熊本地震報告会がスタート。参加者は10名強ってとこかしら。まずはM社長による40分程度の取材報告が行われ、続いて僕の出番となりました。予定より5分ほど長くなってしまったけどどうにか伝えたい内容はすべて話すことができました。前震から撮りためた数多くの写真からいくつか選んで当時の現地を振り返り、その後地元歯科材料組合として、歯科医師会や若手歯科医師との活動を報告したり、さまざまな報道やネットで感じたこと、これからの課題、今後かならず起こるであろう次の地震に向けての心構えなどについて自分自身の考えをお話ししました。IMG_0948多くの写真を見直して当時のことを思い出すのは正直しんどい部分もありましたが、受けてみて良かったと思います。自分にとってもひとつの区切りになりました。
帰りの便への時間があまりないので急いで会場を出発、モノレールで羽田空港へ。空弁たべてビール飲んで久しぶりの熊本空港へ。お風呂上がりに妻からのリクエストでさっき話した講演をもう一回繰り返すことになりました。今回ちょっとハードすぎたのか話し終わると同時に寝落ち。


2016年06月16日木曜日、久々の熊本は雨、会計事務所打合せ、夜はバンドの練習へ
IMG_0950午前中はずっと雨。どうにも疲れが取れなくて仕事の効率が悪いというのはいよいよヤキが回ったのかと思いつつ、出張中もらった名刺を連絡先に入力してメールしたり、写真を整理して送ったり。その他不在中の書類に目を通し、ODML関係の作業もせっせと。でも力尽きてまた寝室へ逆戻り。お昼過ぎには毎月の会計事務所監査、2時間ほどデータを見てもらって今後の見通しや震災の影響などについて情報交換しました。
晩ご飯食べたあとはクルマにギターを積んでバンドの練習へ。先日サポート役でギターを手伝った名門バンドですが今週末にも演奏することになり、3度目のスタジオへ。ここのでかいマーシャルアンプにも慣れはじめ、またギター2本にキーボード、サックスという編成でどう弾いたら心地よいかって感覚も少し掴めてきました。23時終了後帰り道に練習音源聴きながらオープン走行してたらなぜか道に迷ってしまい、ずいぶん遠回りして帰宅、妻が録画してた「ゆとりですがなにか」第1話を見て沈没。


2016年06月17日金曜日、久々の散歩、ODMLアップ作業のあとは録画消費
IMG_0956柴男社長と朝の散歩は実に久しぶり。午前中はようやく調子を取り戻してじっくり仕事をしました。それでも16時くらいに力尽きて2時間ほど寝てしまったのでやっぱり疲れが溜まってるんでしょうね。起きたらまた全力でODMLアップ作業。妻の手料理を食べながら昨日のゆとりですが〜とトットテレビを見て風呂に入ったら22時前だというのにまたも沈没してしまいました。


2016年06月18日土曜日、早朝より事務局仕事、午後から新幹線で高知にて最終ミーティング

IMG_0987さすがに7時には起きてしまって仕事場へ。いつもより少し早いタイミングですがスタディグループの例会資料を制作印刷して配布作業準備を完了しました。11時からは近くのバス停から新水前寺駅→熊本駅→岡山駅→高知駅と6時間かけて高知へと移動です。車内ではおもにこの業務日誌の先週分(北京旅行)を書いてました。やっぱり大量に写真撮ってたので見直してるだけでどんどん時間が経ってしまいまして。はりまや橋近くのビジネスホテルにチェックインし、すぐ近所のマルミさん会議室で19時より来月のSJCD合同例会最終ミーティングスタート。IMG_0992前回のミーティングはちょうど本震翌日だったのでSkypeでしか参加できず迷惑かけてしまいましたので今回はじっくり。といってもほとんど決まっていたのでさほど心配もありません。でもミーティング中に熊本で震度4の余震というニュースにはちょっとまいった。2時間後近くの料理店で懇親会へ。会長さんらと地震の話などもたくさんしました。23時過ぎ、もうでかける元気もなかったので部屋に戻りシャワーを浴びて撃沈。


2016年06月日19日曜日、高知から新八代まで新幹線、今週末もバンド演奏
IMG_1050涼しいからと窓を開けっ放しで寝てたら蚊に刺されて目が覚めまして、テレビをみたり持ってきた本を読んだりしてるうちに7時になり、ホテルの朝食へ。8時過ぎまで部屋でぼーっとしてたら雨が降ってきた。熊本では夜中に避難勧告が出るほどの雷雨だったそうだ。まったく今年の天災はどうかしている。雨の中バスに乗って高知駅へ。そこからまた6時間の列車の旅で今度は新八代駅へ。車内ではずっと「福島第一原発廃炉図鑑」に熱中。熊本駅を過ぎると普通列車なみに減速し、ゆっくりと徐行を始めました。遠心力の効かない速度なのでカーブでは大きく傾いたまま、トイレに行くのもまっすぐ歩けない状態となり、こんなところにも震災の影響は残っているのだなあと実感しました。
八代まで来たのは地元アマチュアミュージシャンらが企画した震災復興イベントで演奏するためです。16時からリハ、本番は17時半から40分間。前回に引き続きTHE HEATという結成36周年のロックンロールバンドでギターサポートしました。レギュラーメンバーの自宅が被災しているためです。またこのイベントは大きく地震の影響を受けて再会困難な状況にあった熊本市内のライブハウスを支援するための企画ということ、いろんな意味で熱情的に演奏しました。合計6バンドが出演し、終了後の打ち上げも日付が変わるまで飲んだくれ、妻の運転するクルマで自宅に戻ったときはもう2時前でした。さすがに途中で撃沈。

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2016/06/06〜06/13の業務日誌

関西、北京、関西と出張した週となりました。考えてみれば今年初めての海外。


2016年06月06日月曜日、八代から熊本に戻り、散髪したりして深夜まで仕事
昨夜はそんなに遅くまで飲んだつもりはなかったのだけど気のおけない音楽仲間たちと盛り上がりすぎたようです。実家で目を覚ますとまたも二日酔い。両親に作って貰ってた朝食を軽く食べて高速道路で熊本に戻るわけですがまだまだ20km制限区間が残っていたり上下に激しく揺さぶられる九州自動車道でした。
午前中はおとなしく仕事。午後から近所の散髪屋に出かけると2ヶ月ぶりだからずいぶんと頭が軽くなりました。考えたら震災の1週間くらい前に短くカットしてたのはもしかしたら幸運だったのかもしれません。仕事場に戻ると久々にEvernoteにTo-Do Listを書く作業へ。以前は毎週月曜日に必ずやってた作業なんですが地震以来すっかり忘れてました。中学の夏休み期間に学校の時間割のことが頭から消えていたような感覚です。あちこちひっくり返してやるべきことを列記するだけでずいぶんと日常に近づけた気がしました。ちょっと時間ができたので今週の北京出張の準備などを少しだけ。
夜は妻がずいぶん時間をかけてこさえていた酔っ払い鳥の残りをおかずにノンアルコール、食後はまた仕事場に戻って深夜まで来週の理事会議案などに精を出しました。ついでに7月1日に東京の日本武道館で開催されるザ・セッションズというビートルズのアビーロードレコーディング完全再現ライブに行く予定にしていたのでそのためのJetstar往復と安宿を手配して決済。


2016年06月07日火曜日、まさかのザ・セッションズ中止・・・熊本地震報告会準備
早朝の電話は地震以来調子がおかしくなったWi-Fiルーターについての相談。問題の切り分けをしながらチェックポイントを考える作業はどこか診査診断に似てるのかも、なんて思いつつ。午前中は昨夜書いた議案についてメーリングリストに投稿し、さて次の仕事に取り掛かろうかと思った瞬間、昨夜手配したばかりの7月1日武道館が出演者の都合により全日程中止というメールが・・・4月のブライアン・ウィルソンライブも地震でフイにしたしなんかついてないなあーと決済したばかりのJetstarについて調べると便の変更は可能だが払い戻しはできないという哀しい結果が。仕方がないので何か仕事探して入れておこうっと。
夕方、近所の歯科医院に出かけ、来週の理事会について議長役の先生に引き継ぎ。院長ともいろんな話で盛り上がり、明日からしばらく中国なので連絡取れませんからねなどと伝える。家に戻ってからは7月の合同例会抄録集が届いたので、それを会員向けに発送する作業に邁進しつつ、指示された義援金の分配プログラムを完成させるなど。19時から来週帰国してすぐに東京水道橋で開催される「熊本地震報告会」にて1時間程度話すことになったのでその資料作りに専念。日付をまたぐ頃にようやくメドがついたので、そこから北京出張の荷造りを開始。といっても国内出張とたいして変わらない日程なのでバックパック1個で完了。


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国内外1週間の旅はこのスタイル

2016年06月08日水曜日、姫路で工場見学、夜はお好み焼き宴会
妻の運転するクルマで熊本空港まで送ってもらい朝9時半のANAで伊丹空港、空港からは高速バスに乗って姫路駅へ。天気が良かったので姫路駅から2kmほど歩いてサンエス石膏(株)の姫路工場に初訪問しました。ちょっと懐かしい感じのする工場をじっくり見学させて貰うことができ、とても勉強になりました。大牟田生まれ八代育ちと工場に囲まれて育ったうえに大学のゼミでも就職してからもあちこちの工場を見学する機会が多く、工場にはどこか言いしれぬ魅力を感じてしまうのです。その後は社員さんたちを対象にODMLについての説明や、歯科業界論についてもお話しさせていただきました。

工場は面白い

工場は面白い

新大阪への新快速車内ではMacBookひろげてODMLメンテ作業。駅に迎えに来てくれた大阪の友人のクルマで本町あたりに移動、偶然みつけたお好み焼き屋さんでコナモン+ビール(彼は運転だから飲めないけど)の宴会をスタート、途中で3名に増えてからもうまいうまいとお好み焼きや焼きそばを食べまくったのでした。ちょっとだけお洒落なホテルのバーで二次会、僕だけバックパック姿だったので気が引けましたがまあ外人さん多い店だしいいかと。南海電鉄で関空近くの泉佐野のビジネスホテルに投宿、明日も早いしとおとなしく寝ました。


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エコノミー機内食

2016年06月09日木曜日、関空から人生初の北京へ。王府井で軽くビールな初日
ホテルを出て泉佐野駅から関西国際空港へ。一昔前は海外に出るのって何かと気合いの入る作業でしたが近ごろだとパスポートを機械にかざすだけの簡単な手続きになってしまいました。コンビニで買ったおにぎりを頬張りながら待っていると北京行きANA機への搭乗がアナウンスされ、機内に入ると今回の737-700機のエコノミー席にはシート別のディスプレイや電源が装備されていないことが判明。だったら昨日伊丹空港で買ったばかりのガイドブックでも読んですごすことにしました。やっぱりこういう情報は直前にならないと頭に入らないものです。それもネットではなくて紙がいちばん。
機内では簡単な和食が出され、赤ワインを貰ってちょっと気持ちよくなってると朝鮮半島を横断して天津上空から北京首都空港へ。噂通りの白いガス状スモッグの向こうにちょっとだけ大陸風の景色が見え始めました。

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窓のない部屋・・・

無事着地したANA機から5年ぶりの中国大陸へ(2011年1月に香港行くとき上海で乗り換えた)。思いのほか入国には長い列ができてましたが特に引き留められることもなく無事入国。空港では両替するよりこちらの方がお得だと妻が言っていたので。ATMで1100元(17,000円くらい)をクレジットカードからキャッシング。危うくカードを入れっぱなしで立ち去るところでした(次に並んだおばちゃんが教えてくれた)。羽田から乗ってきた友人とも無事落ち合え、市内に向かう列車に乗り地下鉄を2度ほど乗り換えて王府井駅にて下車。王府井(ワンフーチン)というのは日本でいえば銀座みたいなところらしく、歩いていてもあまり外国感がないというか、普通に都会だなあという感じです。

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SIMカード買ってセッティングしてもらった

ホテルにチェックインし部屋に案内されるとやはり窓のないシングルルームでした。日本からBooking.comで予約したときから激安の(3泊で16,000円くらい)部屋の条件が窓無しだったのでまあいいかって思うわけですがやはり長居しようとは思えない部屋で・・・無料Wi-Fiにアクセスし、日本国内で契約してきたVPNサービス(Hotspot Sheild)を動作させてみると・・・見事にグレート・ファイヤーウォールをくぐり抜けGoogle系の各種サービスやFaceBook、TwitterといったSNS系にもほとんど問題なくアクセスすることができました。特にGoogleに関してはメールをはじめ多用しているので数日間連絡が取れないばかりか仕事もできなくなるかもと心配してましたがこれで安心。いくつかメールが届いていたので取り急ぎ暗い部屋で仕事をすませました。

王府井

夕方、友人と王府井散策開始。大通りに面したスマホ屋さんで現地SIMカードを購入(150元)してiPhoneにセットアップしてもらい、いかにも中華街的な屋台がたちならぶゾーンを冷やかし、オープンエアの中華料理店を2軒ハシゴしてすっかり気分良くなって23時頃には就寝しました。時差も1時間なのでますます海外に来たって感じは得られてません。


2016年06月10日金曜日、早朝の天安門散歩の後はSino-Dental Showへ朝の散歩、天安門へ
1時頃目を覚ましてしまい眠れないのでSNSを眺めていたら妻も起きてるみたい。Wechatという中国版LINEみたいなサービスを起動して無料通話してみたり。そのうちようやく眠くなって次に起きたら朝6時。といっても窓がないので真っ暗です。

DSCN1093しばらくMacBookで仕事したり写真整理したあと外出してみることに。Googleマップの代わりにBaiduマップを使ってなんてことのない路地をうろうろしてたら天安門まで来てしまい、あーここがあの天安門かーと何気なく中に入ってみることに。早朝から大勢の観光客(たいていは中国国内から)たちとわいわい門をくぐると故宮博物院のチケット販売コーナーにすでに行列ができてました。案内を読むと販売まであと1時間ほどあるようで、つまりそれくらい混雑するってことらしい。後で聞いた話ですが今日から週末まで連休だったそうで、いつも以上に観光客が多かったのでしょう。

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さて9時過ぎにホテルを出て友人とたまたま見つけた料理店で豆腐、餃子、卵スープの朝食を食べて地下鉄でオリンピック公園へと向かう。今回の目的はSino-Dental2016という大きな歯科展示会を見学することなのです。地下鉄の駅を降りるとまだ10時過ぎなのに真夏のような暑さ。北京って青森くらいの緯度だったはずだけど・・とか考えながら入場の列に並ぶと特に待たされることもなく入場パスをもらえました。でもパスにDentistって書いてあるので歯医者さんじゃないよと受付の美女に伝えると「いいんですよ」的ににっこりされてそんなもんかと。

DSCN1100メインホールに入り歩いていると日本のメーカーが並ぶコーナーが見えたのであるいてるといきなりG社の取締役さんとばったり。なんでこんなところにいるんですか的に笑われたので「地震から逃げてきまして」などと適当な答えを。何名か日本から来てた業界人と話してたら「お腹空いたでしょ」てな話なり、さっき入場したばかりなんだが・・・と思いつつもタクシーに乗せられ1kmほど先の日本料理店へ。IMG_0804もちろんビールが運ばれ天ぷらとかとんカツとかラーメンの皿を机一杯に並べて昼宴会が始まってしまいました。2時間ほど昔話や業界話、中国苦労話に盛り上がり、13時過ぎにようやく会場に戻りました。そこから18時くらいまですべての会場を歩き回っていろんなブースを見て回りました。思いのほかアメリカやヨーロッパのメーカーが本格的に進出していること、各ブースでは熱心に説明が繰り広げられていることなど日本とあまり変わらぬ光景もあれば、ディーラーばかりがまとまった会場では噂の現地即売が活発に行われており、派手に札束が飛び交い、ファイバーポストをむしり取るように何本か追加させて交渉してる姿などまるでベトナムの市場のような感激もございました。ふと外を見るとさっきまでの空は一変していきなり雹が降ってるではないですか。雨男の成果か。

DSCN1154日本のメーカーから現地へ来ていた若手さんたちと知り合い、DSCN1151タクシーに乗って王府井に戻るとすっかり広がった青空が徐々に日が暮れていく時間帯、観光客たちは一斉にスマホを取りだしてビル群の上に光る雲を撮影していました。北京に詳しい方に聞くとこんな良い天気は珍しいのだそうで。屋台で売っている各種内臓モノやヒトデ、サソリ、みたことない昆虫など横目に僕らはどこかの地下に広がるフードコートへ。冷たいビールを大量買いし、餃子2種類といくつかの点心を食べながら中国歯科事情や国内業界話に花を咲かせたのでした。ホテルに戻ると屋上にあがり天安門を眺めたりし、部屋ではこれが噂の抗日ドラマかと思われるテレビをみたりして2日目のベッドに入りました。
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2016年06月11日土曜日、天安門広場、王府井から南锣鼓巷、什刹海を散歩、夜はホテルで会食
DSCN1279DSCN1263今日もまた朝5時過ぎに目を覚ましてしまい、もう眠れそうにないのでまた朝の散歩に出かけることに。今日は大通りを歩いて天安門広場に直行してみました。空は驚くほどの青さです。西洋人らしき人たちはここぞとばかりランニング。学生服みたいな格好の警備員たちもにやにやおしゃべりしてたりしてなんとなく連休の雰囲気です。天安門広場は想像してたよりも広くなく(充分広いんだけどもっと広大だと思い込んでた)、DSCN1274パノラマ写真撮ってFBにアップしてみたりしたけど、特に撮影が禁止されてる風でもなく、いやむしろ写真撮りますという売り子さんがたくさんいたりして、各地からの観光客には緊張感の欠片もなくて平和そのものって感じでした。毛沢東の写真の前では自撮り棒で記念撮影するカップルやグループがたくさんいて、どこの国も同じだなあなんて。
紫禁城にも足を伸ばそうと思ったけど開門の時間までまだ相当ありそうなのに長蛇の列が出来はじめてたりしたので、結果的に昨日と同じルートで東門から出ることに。少しDSCN1304お腹が空いたので目に入った定食屋でお粥を食べたらたったの2元でした(40円弱)。王府井に出てキリスト教の天主堂でひとやすみ。共産主義国家の首都に立てられた教会はひんやりとしていて何人かがお祈りしてました。手首に数珠巻いて。僕は日陰の階段に腰を下ろしぼーっと青空を見上げるだけ。

DSCN1317しばらく歩いてマクドナルドで清潔なトイレを借り、これからどこへ行こうかなあとBooking.comからダウンロードしてたガイドPDFを眺めていたら南锣鼓巷とよばれる地区が面白そうだと思って行ってみることに。歩いて行けないこともなさそうだけど地下鉄をいくつか乗り継いでいくことにした。3元とこれまた安い。地下鉄の駅を降りるとそこは軽井沢みたいな雰囲気の街で、多いに繁った街路樹に囲まれた細い通りは土産物屋やアイスクリーム屋さんなどでひしめき合い、にこやかな顔したお客さんたちで身動き取れないほどの大混雑。特に何を買いたいというわけでもなくただぼーっと歩いて写真撮るだけでしたがとてもDSCN1338気持ちの良い体験となりました。ちょっと横道に入ってみると什刹海はこちら、という看板を見つける。そういえばその地名もガイドに書いてあったっけ、と歩き始めると今度はあまり人のいない路地のむこうに湖が見え始めました。ここも有名な観光地らしくて、DSCN1368湖の両側にはお洒落なカフェや土産物屋さん、さまざまな商店が賑やかに並んでました。少し遠くに大きな中国風の建物が見えたので近づいてみると、鼓楼、鐘楼という古代の時計台みたいな施設でした。共通入場券を買って恐ろしく急な階段を上り下りすると気持ちの良い風の吹くタワー。青空と白い雲、どこまでも続く北京市街を眺めながらすっかり僕は観光気分に。。

適当に見つけた料理店で肉うどんみたいな麺類と瓶ビールで一人ランチ。そういえば北京では昼からビール飲んでる人はとても少なく、いたとすればたいてい西洋人だ。DSCN1366台北でもそうだったけどあんまり昼からお酒を飲む習慣がないのかも。お昼を回るとあちこちのカフェに作られたステージからフォークギターの音が聞こえてくる。どの店も若い男がちょっとメランコリックなオリジナルフォークを唄っているのだ。青空と湖に囲まれてほろ酔いの僕はこの2ヶ月間のことを色々思い出しては彼らの歌声に聞き入り、なんども付近を歩き回ったのでした。ふらっと入ったお寺でひとやすみした後はタクシーつかまえてホテルに戻る。なんどかタクシー使ったけど日本と同じくメーター制でふっかけられたりIMG_0853難癖つけられたりすることもなかった。どのタクシーもスマホをカーナビ代わりにしていて時にそれは翻訳こんにゃくにもなる。この若い運転手のフロントウィンドウには合計3つもスマホが貼り付けられてて、なんだか移動するデイトレーダーみたくIT駆使して走っております。

IMG_0864ホテル近所の小さなコンビニで缶ビールとポテチを買い、窓のない部屋で飲み始めたらすっかり夜の雰囲気に。まだ15時とかだけど。それにしても身体がくたくた。iPhoneアプリを見ると毎日3万歩くらい歩いてるのでそりゃそうだろう。あっそうだ、フットマッサージなんかどうだろうとBaiduマップで探してみると昨日朝食を食べたあたりに四つ星マークのお店があるではないか。138元(2,200円くらい)とほぼ日本並みだけどこの調子でいくと元が余ってしまいそうだし、まあいいかと歩いていくことにする。お店はすぐに見つかり、案内された部屋には3つの安楽椅子があったけどこの時間帯だと他に客はいない様子。比較的体格の立派なおねえさんがやってきて温水たらいで足を温め、そこから50分間ぐいぐい刺激されました。どうも話し好きの方らしく、iPhone取りだして音声入力で中英翻訳し、どこから来たのか、フットマッサージは何回目だ、日本にもこの手の店は多いか、いくらくらいだ、痛くないか、お茶とトマトを出したから食べたらどうだ、その赤いトマトは日本にもあるのか、などとひっきりなしに聞いてくる。ひぃひぃ言いながら適当な英語で返していたわけですが、それにしてもスマホってほんとに国境をなくしていくのだなあと実感した次第。

IMG_086820時より10年前の2006年に家族で上海旅行した際にたいへんお世話になった日本語流暢な某氏とホテルのレストランで会食。この10年間のいろんな変化やデリケートな話題に至るまでいろい
ろ教えてもらうことができました。しかもまた支払ってもらって恐縮の限りでした。次は日本で再会の約束を。


2016年06月12日日曜日、北京空港から関空へ帰国、泉佐野に泊まると八代で震度5
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窓のない部屋にもすっかり馴染んできまして、それでも目を覚ますと朝5時半。これまたすっかり日課になりつつあるなと朝の散歩へ。昨日までの驚くべき晴天はどこかへ行ってしまい、テレビでよく見る北京のスモッグ空が戻って来てました。最後の朝だから天安門とは逆の東の方向へと歩いていくと大通りに高層ビルが建ち並ぶなかなかSF的な景色に。おばちゃんが犬の散歩してるけど当たり前のようにここではノーリードです。そろそろ通勤時間なのかサラリーマンらしき人たちが朝食を食べ始めました。日本だとコンビニでおにぎりを買う感覚なのか雑貨屋の店頭で饅頭やスープを買って食べはじめたり。DSCN1407「早天」という看板が朝食なのだろうとそんな看板が並ぶ路地に入ってみたりしたけどインドみたいなヤバさを感じることは一度もありませんでした。たまたまかもしれないけど、誰かを騙そうとする目つきの人間には出会わなかったのです。誰もが自分の生活をしていて、近所の人たちとたわいもない雑談をして、見知らぬ人にも気軽に話しかけ、笑顔で暮らしているってイメージ。ここが比較的階層の高い人が多く住む首都だからなのかもしれません。日本とは段違いに強い権力を持った政府が君臨しているからなのか、人々はお互い助け合って暮らしている・・そんな感じも受けました。一方の日本では都知事を一斉バッシングするニュースで盛り上がってました。もう一つの世界で暮らしている似たような顔をしている人たちを眺めると、何が正解かなんてわからないもんだな、なんて。

DSCN1420ちょっと高級そうな感じのするチェーンレストランで朝食を食べ(8元)、ホテルに戻ってなんだか分からない洋画を眺めているうちにチェックアウトの時間に。追加精算もなく、このままだと元を余らせてしまいそうだからと、空港までタクシーを奮発することにしました。ガイドブックによると片道125元くらいだそうです。ホテル前に泊まってたタクシーに「空港まで」というと「玉名スリー?」と聞き返されるではないですか。玉名ではなく熊本からだぞ、と答えそうになりましたが友人が「Yes ,Terminal3」と答えたので、なるほどお互いなまっとるからなと。日曜日朝だからか北京名物大渋滞も体験できず空港へと向かう車内にて運転手から「メーター止めて150元でいかないか」との打診が。キタキターと思いつつ「120元って聞いてるけど」と答えると「いやーそれはキツイ、140でどうだ」というので「125だったらそれでもいいよ」と返せば「わかった130で手を打とう」と。もともと元を使い切るのが目的でもあったのでまーいいか、とOKすることに。やっと海外旅行って気分になれました。

IMG_0905空港ではカウンターで無料Wi-Fiのパスワードを貰い(ちょうど今朝プリペイドSIMのパケットを使い果たしてた)、タイレストランでビールを飲み、カフェで珈琲のんだり待合室で読書してたりするうちに14:20のフライト時間に。帰りも映画なんて上映されてない便だったのでぐっすり寝たり読書したりしてるうちに関空へ。半年前の年末に妻と泊まった泉佐野プリンスホテルにチェックインし、駅前の植田という定食屋で親子丼を瓶ビールで流し込んで寝ようとしたら八代で震度5弱のニュース。ふと2ヶ月前の江坂のホテルを思い出したけど、実家の両親にLINEで聞いたらたいしたことないとわかり、安心してベッドに入りました。


<今週読んだ本>

  • 日の名残り(カズオ・イシグロ)
    • ブックオフで送料かせぎに買ってみたんだけどこれが抜群に面白く、北京からの帰りに一気に読んでしまった。1989年の作品だから村上春樹がブレイクした頃なはずだけど今まで手にしてこなかった。でもこれは良くできた作品だ。くすっと笑えるし。読みながら古いSF作品を思い出した。ロボットが主人公で、次第に人間的な感性を得ていくようなそんな作品だけど名前は思い出せない。映画アンドリューNDR114がいちばん近いかも。執事ってロボット的だからかな。いやもともとロボットという概念自体が執事をイメージして生み出されたものなのかもしれない。
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2016/05/30〜06/05の業務日誌

2016年5月30日月曜日、家出娘国際線乗り遅れ事件に対処
タチアオイが勢いよく咲き始めた

タチアオイが勢いよく咲き始めた

まだまだ続く独身生活、妻はクアラルンプールあたりをひとり旅していてたぶん明日には帰ってくる予定。早朝の愛犬散歩から戻って来ると朝食を作って食べ、そのままキッチンで途切れがちになってしまっていた震災ブログの続きを書きました。もう1ヶ月前になる出来事を当時の写真を見返しながら書いていくのですが、誰かに読んでもらおうというより将来の自分自身のために思い出して記録している、という感覚です。作業しているとなんだか遠い昔のことのようにも思うし、つい昨日あった出来事のような気もして、少し奇妙な感じになります。お昼は即席ラーメン。内科に立ち寄り先日受診した定期健康診断の結果を見てもらい、まあしばらく血圧と脂質改善の薬を飲んでおきましょうかと。結果としては昨年に比べかなり改善されていたのです。薬のおかげでしょうけど。

そのまま喫茶店に入りこの業務日誌を久々に書き始めると、なぜか飛行機に乗っているはずの妻からLINE電話が・・・なんだろうと取ってみるとなんと「やっちまった、空港のターミナルを間違えて乗り遅れた!」とのお声が・・・聞けばクアラルンプールからいったんシンガポール航空でシンガポールに飛び、そこからANA羽田行きに乗り換えて帰国する予定だったらしいけど、シンガポールまでの便を逃したらしい。2時間後に次のシンガポール便が出る予定だけどそれだとANA羽田便にはギリギリ間に合わないし、シンガポール航空のカウンター女性が「シンガポールから羽田の乗り継ぎ便が確定しないと発券できない」と主張しているらしく、どうにかしてならんものか、との話。
喫茶店の机で完了する作業でもないなと判断、急ぎクルマに乗って自宅へ突っ走り、7分後には自宅の電話でANAマイレージクラブのヘルプデスクに電話、事情をお伝えし何とかお願いしますと懇願。同時にLINE電話をクアラルンプールの妻にも繋いで三点で会話するというなかなかタフな交渉でありました。いったん上長に相談しますので30分後にまた電話します、ということになりました。20分後電話がかかってきて、今回は特例として追加料金なしでシンガポールから羽田に翌日同時刻便に乗っけてもらうことになりました。いやいやANA最高です。もともとマイレージの無料航空券だったので片道定価で帰ってくるしかないかなあと思ってたのですけど。
とりあえず1時間後にシンガポールに飛び、あとは明日の夜までどうにか過ごしますと妻。僕は近所のスーパーで半額になっていた安弁当を買い、発泡酒かきこんで寝ることに。深夜、シンガポール空港に着いたけど外出できないらしいので空港で寝る!という妻からの電話。。

2016年5月31日火曜日、名門バンドでの初練習
早くも収穫の季節

早くも収穫の季節

朝5時に妻からの電話で起こされ、空港での生活や顛末を聞かされまして。その後地元組合の社長さんがお見えになってちょこっと打合せ。そういえば11時くらいに鹿児島空港からゼロ戦が飛んでくるらしい、と空を見上げるもワレ発見ニ失敗セリ。日光に熱せられた屋根に裸足で上がったので軽く火傷しました・・

お昼はウエストでざるそば大盛り(これが本当に多かった!)。スポーツジムで風呂に入り、夕方からは自宅で個人練習、21時から武蔵丘の音楽スタジオに出かけ、今週末サポートでギターを弾く地元名門バンドTHE HEATとともに初練習。1980年からずっとストーンズ的な音楽を続けている由緒あるバンドで、きっと怖いお兄さんだらけだろう、心してかからねば盗んだバイクで深夜の港あたりに連行され・・・なんて思ってたけど、みんな同世代の気の良いにいちゃんばかり、演奏も安定しててとても楽しい練習となりました。

2016年6月01日水曜日、妻帰国、上通のライブを見に行く

PFK at BAHIA

11時過ぎ、熊本空港へ。そろそろ妻が帰ってくる予定なのです。ちょっと時間があまったので展示されてるYS-11を外で眺めたりしていたら羽田からのANA便が到着。到着口に待ってたらなんと知り合いの業界人が降りてきてびっくり事件など。やたらと元気そうな妻が出てきてクルマにのせ、ラーメン食べたいというのでとんこつラーメン屋にはいり9泊10日目の帰宅。

それからODMLのアップ作業などを集中して行い、夕方になると二人でバスに乗って上通界隈へ。はじめて行く店ですが今日はここで一連のPlay For Kumamoto(熊本でライブをやってるお店を地元ミュージシャンで盛り上げましょう企画)が開催されるので観客としてやってきたのです。店に入った途端立ち見の勢いで満員、知り合いに席を案内してもらえたのでゆっくり4組ほどの演奏を楽しむことができました。BAHIAという隠れ家的なお店。また来ようと思います。帰りはおとなしくバスに乗って帰宅しました。

2016年6月02日木曜日、二度目にして最後の練習、新しい笑点
唐突のWindow10アタックに戸惑う

唐突のWindow10アタックに戸惑う

そろそろ6月15日に東京の日本歯科新聞社で開催される熊本地震報告会の準備を始めなければ、とKeynoteを立ち上げ、過去写真の選択を始める。でもなんかブログとごっちゃになってきた。本当に伝えるべきはたんに僕の経験だけでなく、そこから導き出される次の災害への何か、なはずだと作業を中断して考え込んでしまいました。夜にはTHE HEAT二度目にして本番前最後の練習へ。なんともうひとりのギタリストは仕事がいそがしくて来れないとのこと、仕方がないので頑張って二人分のパートを弾きました。考えてみればギター二人のバンドだなんて学生時代以来30年ぶりなわけで。スタジオにあった巨大なマーシャルアンプに古いテレキャス繋いで歪ませたらなかなかの迫力でした。そういえばマーシャル初体験だったかも。この歳にしていろいろ経験ができるのも考えたら震災のおかげなのかもしれません。

家に戻ると妻が「録画されてた笑点みよう!」というので遅い時間まで春風亭昇太に司会が変わって初めての笑点に笑い転げたのでした。

2016年6月03日金曜日、NHKトットテレビ
夜、家の前で下水工事が始まった

夜、家の前で下水工事が始まった

朝から頑張って仕事してお昼はレトルトカレー作って食べてまたも仕事場に上がって気合いを入れようとしたらなぜか突然の眠気が・・・睡眠時間は十分なはずなんだけど唐突に疲れとだるさに襲われもしやシンガポール空港で風邪気味になったという妻のウィルスを貰ったか・・・明日は本番なのにやばい、としばらく休憩することに。

目が覚めるとNHKテレビのヒストリアという番組で熊本城が取り上げられていたので晩ご飯食べながらみました。玄関のベルが鳴り、遅い時間で申し訳ないけど地震で被害を受けた下水管の工事をこれから始めます、とのこと。とんでもない、こちらこそこんな時間にまでありがとうございます、という話です。今回の地震ではほんとに現場の方々に感謝することになっております。
夜は録画してあったこれまたNHKの「トットてれび」を連続して見はじめ、満島ひかりのあまりの芸達者ぶりに瞠目。音楽含めなんとなく2013年の「あまちゃん」再来を予感させる盛り上がりですっかり元気になってしまったのでした。

2016年6月04日土曜日、ライブハウスでストーンズを演奏、朝まで飲む
HEATにサポート参加

THE HEATにサポート参加

目が覚めるとやはり体調はいまひとつだったのですが、弦を張替え、シャワーを浴びてバスで街中へ。15時半からライブハウスDjangoでリハーサル。今日は5バンド出るのですがどのバンドもかなりプロ級でなんか熊本盛り上がってるんだなあと感心しきり。メンバーとウエストで軽く食事してたりしてたらもう開演時間。なぜかマレーシア風の衣装で僕の何倍も目立つ妻もやってきた。会場は満席、どのバンドも素晴らしい。充分盛り上がったあとでトリのTHE HEATにてひたすらギター弾きました。終わってようやくビールで乾杯、23時からは居酒屋「うまかっさい」で打ち上げ。5月末から2週間7カ所での開催を実現したPlay For Kumamotoの最終日だったのです。いろんなバンドのメンバーがわいわい飲み騒ぎ、初日に演奏したSoul is BackのMr.T夫妻と異様に盛り上がってそのまま二次会ケンレノン、夫婦してタクシーに乗ったのは午前3時半でございました。

熊本はまだまだ復興の途上かもしれませんが、地元の人間は多少無理しながらも残ってる元気や財布にあるお金を惜しげもなく放出し、街を元気にしようとしているのだなと思いました。どんな人間の身上にだって平等に災害は降ってくる。お金持ちにも貧乏人にも。お金があるに越したことはないけど、でもお金がなくてもどこかから誰かがやってきて助けてくれたことを僕らはもう忘れることができません。これから僕らがやるべきことは、将来の不安のために貯蓄に励むことよりも先に、入ったお金をどんどん市中に回し、火をくべ、人間たちがもっと元気にその短い人生をより楽しむことに使うべきだよね、そんな思いを皆で共有した一連のイベントとなりました。

2016年6月05日日曜日、八代にてJAZZライブ、ステージ参入
八代Zで荻原亮トリオ

八代Zで荻原亮トリオ

完全に二日酔いで午前中は終わるのかなと思いきや、案外元気に朝目を覚ましました。そういえば体調不良なんて言ってたけどそれもどこへやら。昨日の写真や動画を整理したりしてたら夕方になったので妻と八代へ向かいます。今日は八代のミュージックバーで荻原亮という若いギタリストのトリオ演奏があるのです。とにかく見た方がいいよ、と薦められてチケットを買ったので連夜になるけどと出かけました。良いプレイするためには良いプレイを見ることも必要なのです(プロでもないのに)。知り合いばかりの店内で用意してもらった席に座り、2ステージに渡る彼らの演奏を見てるうちにこれJazzとかFusionだったんじゃないのかってくらいに会場は盛り上がり、最後は総立ちになって大騒ぎしてました。演奏後も鹿児島出身ドラマーの勢いは止まらず、誰彼構わずステージに上げてのアフターセッション。Jazzとかよく分かんないし高そうなギブソン335弾かせてもらうの悪いし、なんて最初は逃げ回ったのですが次に気がついたときにはステージで335を抱え、ディストーションとワウを思いっきり踏みしめて場違いなプレイで若造たちに対抗しておりました。いやはや。

実家に戻ったのは午前1時過ぎ、風呂に入り歯を磨き音楽三昧で燃え尽きたこの2週間を締めくくったのであります。あれ、業務日誌ではなくなってきてる・・

<今週読んだ本>
  • グレート・ギャツビー(スコット・フィッツジェラルド)
    • こないだ読んだヘミングウェイの「移動祝祭日」にフィッツジェラルドとの交流を(わりとひどく)描いた章があり、そういえば彼の作品はひとつも読んでないぞと中古本を入手した。独特のリズム感であっという間に引き込まれ最後まで一気に読んでしまった。村上春樹の翻訳のせいだろうかとても新しい作品のように感じた。
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