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2016/07/25〜07/31の業務日誌

モンスターはいたかな

モンスターはいたかな

2016年7月25日月曜日、合同例会コメント集の制作など
それにしても毎日暑いです。この世で51回目の夏なわけですが、毎年のように「こんなに暑かったっけ」なんて考えてしまうのは地球が温暖化してるのかはたまた記憶容量が異様にすくないのか。お昼は昨日イオンモールのカルディで買ってきたパクチーラーメン。やっぱり暑いと暑い国の食べ物が欲しくなる。といってもタイに行ったのは15年も前のことですが。午後からは先日の合同例会コメント集を完成させて各支部会長へメールするお仕事。そのあと高知での総会議事録を当日録音した音声を聞きながら書き始めるも2時間弱で根負けしあとは明日やろうってことで今日のお仕事はおしまい。


例会

熊本SJCD例会

2016年7月26 日火曜日、総会議事録完成
早起きして昨日の議事録まとめのお仕事を午前中で仕上げました。それにしてもiPhoneの便利さよ。一昔前ならICレコーダー、もうちょっと前ならマイクロカセットレコーダーなんかを用意し、しかも聴き直すのに何度もボタンを押したりしたもんですが、iPhoneのおかげで議事録書いてるMacに取り込んだ音声を波形見ながらポイントだけ繰り返して聞けたりするのでたいへん便利になりました。あと数年で勝手に文字起こししてくれるレベルになりそう。お昼はなか卯でそば食べてジム行って散髪して給油してまた仕事に戻り、夕方からは例会へ。その後街中に移動して懇親会。僕の仕事は写真撮って公式サイトに例会レポート書いてそれをFaceBookにシェアしたり懇親会の人数を数えたりとけっこういそがしい。いつもはノンアルで過ごすのですが今回は飲んでしまおうとビールを飲み帰りは代行運転で。ちなみに懇親会は業務ではなく参加義務もないのですが自腹で参加してます。いろんな方と語らうのは勉強になりますしね。


1年ぶり

一年ぶりの蔵迫温泉さくら

2016年7月27日水曜日、今日からキャンプ生活へ
午前中は来週末に大阪の某社で講演するプレゼンの作り込みを3時間ほど。プロットはできあがってるのですが細部を詰めないとどうもイメージが湧かないのです。プレゼンってバンドの練習やステージと似たところがあって、しっかり全体像を作って覚えておかないといけないし、だからといってあまりに細かいところまで練習してしまうとかえって伝わりにくくなったりするのでその場の空気任せにする部分を残しておくとか、わりと近い感覚なのです。いずれにせよ準備せずに臨むほど恐ろしいことはありません。変な夢見ます。

さてお昼からは車に荷物を積み込み、柴男社長を乗せて出発です。行き先は昨年6月以来の南小国のオートキャンプ場です。もう毎日あまりに暑いのでちょっと地上を離れて生活しようかと今回4泊5日の行程で出かけることにしました。各種デジタル機器に充電器を完備し、iPhoneテザリングで仕事しながら、というコンセプトです。壮大な景色を楽しみながらミルクロードなどドライブして2時間ほどで現地到着。夕方までにタープやテントを設営し、入り放題の温泉に入ったらつい缶ビールを開けてしまい、まあ仕事は明日からだなあと。平日ということでさほど同好の士は多くないみたいですが隣のテントから釣り堀でゲットしたというニジマスを3匹もいただいて初日から夫婦+犬で宴会気分でした。


山上で仕事

高原で快適に仕事

パッタイ

パッタイ最高

2016年7月28日木曜日、来週末のプレゼンを山上で完成
当然のように日の出前にテントから這い出て、まずは朝風呂、そしてタープの下で仕事を始めました。3時間ほどで来週末のプレゼンはほぼ完成に至り、その間妻は朝食を作ったり。お昼は地震から3ヶ月後にようやく営業を再開した嘉島のイオンモール内のカルディで買ってきた即席パッタイ、これが超絶に美味しくてついビールを。午後は温泉に入ったり読書したり、iPhoneやMacBookでメール仕事したり。夕方もの凄いスコールがやってきてあたりはずぶ濡れになるもおかげで気温がすっと下がってずいぶん過ごしやすくなりました。高原でもやはり昼間は暑いのです。

入り放題の温泉

入り放題の温泉

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テントのすぐ下にはウシさんウマさんも

夕食は七輪で焼きおにぎりをつくったり、以前震災支援でいただいた缶ツマ温めて食べたり。このオートキャンプ場の最大の特徴である天然温泉は男女それぞれ2カ所(内湯と露天)があり、朝まで何度でも入り放題なのです。しかもテントから歩いて30秒。一日5回くらいは入ってると思います。それでもほとんど貸し切りで。なんだか湯治にきたような感じです。ところが湯あたりしたのか食べ過ぎ飲み過ぎあるいはテントでお腹を冷やしたのか深夜にお腹の調子を悪くして目覚めてしまい、ああ参ったなあとうじうじしてたのですけど、あっそうだと深夜ひとり露天温泉にゆっくり浸かっていたらそのうち調子もよくなったみたいで本当に湯治になってしまいました。


地震や雨の影響

地震や雨の影響かな

2016年7月29日金曜日、黒川温泉まで歩く
夜中まで温泉はいってたりしたせいか朝は遅めに起床。キャンプ地では柴男社長、恒例の車中泊です。いつも室内犬なので屋外で寝てるといろいろと心配事もふえるみたいでつい吠えちゃうし、実際なんだか野生の動物は夜中に来たりしてるみたいです(わりと頻繁に生ゴミとか荒らされます。でも熊じゃないと思う)。遅い朝ご飯のあとは柴男くんをサイトに残し、僕ら夫婦でちょっとしたウォーキングに出かけることにしました。ここから黒川温泉までは片道4km弱、徒歩で40分強とのことですのでちょっとそこまで歩いてみるかと。

顔湯

顔湯

 実際に歩いてみると山あり谷ありでけっこうな運動量でした。妻は始めたばかりのポケモンGoでiPhoneのバッテリーを減らし続けておりました。山道はしっかり整備されていますが先日の地震か大雨の影響で何カ所かはブルーシートが掛かり、現場のオジサマたちが作業を続けていたりでこんなところにも震災の影響が。基本的には下りなのであんまり汗もかかずに黒川温泉に到着。昨年も楽しんだ「黒川かっぽ酒」を、と考えたのですがなんと15時スタートだそうで、いままだ11時。とりあえず後藤酒店の店先に居座り買ったばかりの缶ビールを飲み干し、それから温泉街をうろうろしてなんども顔湯を試してみたり、お昼はお蕎麦と高菜めしと日本酒を食事処で楽しんだり。高級温泉街にもかかわらずかなりな低予算で楽しめました。そうそう、福岡県田川の仲哀焼のお店が出てたのでそこで急須を買ったりもしました。
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しっかり休んでいた柴男社長

すっかり良い気分になって今度は上り坂ばかりの帰り道へ。Googleマップのルートは途中いくつか橋が落ちたりしてたのか引き返す羽目になりましたがそれでも元気よく心臓破りの坂を越えて我がサイトへ帰ってきたのが16時頃。柴男社長はすっかりくつろいでがっつり寝ておられました。

お風呂に入った後は夕食タイム。近所のご家族たちとはお互いの飼い犬を通じてすっかり仲良くなってしまい、特に元気な三姉妹はそこらへん走り回ってキャンプ場を一気に明るくしてくれました。ふと空を見上げるとすばらしい星空、昼間歩き疲れた僕らはいつもよりも早めにぐっすり寝ることができました。


2016年7月30日土曜日、友人一家と合流
早起きしてあたりを散歩、そして朝風呂。朝ご飯のあとはしばし読書タイム。気がついたら居眠りしてて起きたら今度は少し仕事。パソコンを充電する電源はないのでそろそろバッテリーの切れかけたMacBookAirに代わって今度はChromeBookの登場。2時間ほど仕事しているうちに友人一家がやってきました。彼らは近所に住む音楽仲間夫妻なのですが、まだ1歳になったばかりの赤ん坊(エイトマン)とプードルのジャン君とで今回初テント生活とのこと。震災直後はしばらくうちで共同生活もしたので、なんか初共同キャンプとは思えない雰囲気でいきなりの酒盛りスタート。料理が得意なご主人が仕込んできたこだわり料理を食べながらいきなりの絶頂トークタイムへ。

sunset

荘厳なサンセット

お昼過ぎからがんがん飲んでなんども温泉入っているうちに日が暮れてきて、これまでで最高の夕日を拝むことができました。みるみるうちに空の色が変わり、想像以上に早いスピードで地平が太陽を飲み込んでいく様子はどんな肴よりも僕らを酔わせました。夜は焚き火を囲んで楽しく盛り上がり、そして今宵も夜空には壮大な星空が広がっているのでした。こんなにくっきりとした天の川を見るのは本当に久し振りでした。これでも昔は天文少年だったのです。まだ覚えているいくつかの星座を追いかけ、地面に背中をつけて惑星や流星を追いかけているうちに今宵も夜が更けていきました。


雲海

雲海

阿蘇の寝仏

阿蘇の寝仏

2016年7月31日日曜日、阿蘇神社、みなみあそマルシェ、帰宅
いよいよ最終日となりました。早起きして西の空を見ると美しい雲海が広がっていました。まるでそば焼酎のようです。朝風呂の後は妻特製の恒例中華粥で朝ご飯。米食いの僕は必死でお代わりしてましたがふと見ると友人ご主人と妻とで酒盛りを始めておるではないか。運転手だから僕は参加できないのに。4泊してすっかり湿気を含んだテントを裏返し、車に撤収器材を積み込み、最後にタープを畳んで仕舞うころには泥酔者2名が転がっておりました。それにしても暑い。

11時に彼らと別れ僕らはやまなみハイウェイを下って阿蘇神社へ。途中、阿蘇の寝仏(阿蘇五岳がまるで寝ている仏様みたいに見えるのです)を眺めながら雄大な景色を楽しみました。阿蘇神社でも阿蘇神社へ到着するとその気分も一掃されてしまいました。24年前、僕らはここで結婚式を挙げました。1992年11月のことでした。いま目の前にある神社はあの頃とはまったく様相の異なる廃墟に近い姿でした。ロープの先には進めませんが、何度も見てきた建物がこうも崩れ落ちていると心臓が早打ちしこの世ではないどこかに立っているような気分に。aso shrine阿蘇カルデラを創り、今回の地震をも起こした地球の年齢とこの神社の歴史と僕らの24年間は比べるにはあまりにスケールが違いすぎる、と考えました。たかだか100年くらいしか生きない人間にとっての災害のことなんて地球は考えていないよなあと思えばなんとなくありのままを受け入れることができるような気もしました。天災はいつやってくるか分からないけど、人間は個体としては儚いけど種としてはそれなりに強い。そんな感じ。

あそ望の郷から立野

あそ望の郷から立野

阿蘇神社を出てさらに南下し、南阿蘇のあそ望の郷くぎのへ。みなみあそマルシェというイベントが開催されており、この近くでカレー屋を営む友人夫妻も出店するというのでカレー弁当を食べに寄ったのです。偶然に他の知り合い一家ともばったり会い、みな口々に暑い暑いと。Peace Rideというバイクの祭典も行われており、どうりであちこちでバイク野郎を見かけたわけです。たくさんのバイクの向こう側にはところどころ剥げ落ちた外輪山。ひときわ目立つのは立野地区の土砂崩れの姿でした。いまも行方不明の大学生を残された家族が探しているのかと思うと胸が痛みました。

帰宅してシャワーを浴びるとアイスノン片手に速攻で仮眠。目が覚めると少し吐き気と頭痛がしたのでもしかしたら熱中症気味になっていたのかも。テレビをつけると都知事選の速報、初の女性都知事誕生とのことでした。遅い夕食を取りながらこの5日間で撮影した大量の写真をスライドショーで楽しみながら夏の一週間を終えました。


<今週読んだ本>

    • とにかく高野秀行の本にハズレ無しってことで新刊もさっそく購入。毎朝納豆を食べている僕にとって知らない話ばかりのアジア納豆探索記はどまんなかのツボに的中し、キャンプ中ほかの作業をほったらかして暇さえあれば読んでいた。クールジャパンといえどもアジア各地に見られる手前納豆をこじらせたものだったのか。奇妙な風習や文化と思い込んでいたものが案外どこにでも見られるものだったという「新発見」はこれだけ海外旅行やネットが発達した21世紀においても探検すべきフロンティアが地球上にたくさん残されていることを示した。人間の好奇心がある限り世の中捨てたもんじゃない。とかいいながら読了後、Amazonで「納豆製造器」を検索しまくってしまった。
    • こないだ久々に飲んだ昔のバンド仲間と読書の話になり、彼は若い頃からこの本をバイブルみたいに持ち歩き読み返しているのだというのでその場でKindleダウンロードしてみた。キャンプ中、テントの中で読んだ。20世紀後半の世界でなぜかしら流行したこの物語はなんだか古臭いスピリチュアルもののように思えたのだけど、今世紀に入って著者が昔の原稿を追加したという第4章まで読み進めると必ずしもそうではないのだと思えてきた。オーウェルの動物農場、あるいはBeatlesのJohnが歌ったRevolutionの歌詞みたいなシニカルな話だったのかもしれない。友人がどの側面に感動したのかは聞いていない。だけど年を重ねるたび、読み返すたびに異なる手触りを残していくのが名作なのだろうからあえて聞くこともないのだと思う。
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Takaaki Awazu
有限会社アワデント代表です。1965年2月福岡県生まれ。熊本県八代市の高校卒業後、京都市の立命館大学経済学部(ほとんど軽音学部でした)を卒業後、京都・大阪にて歯科器材メーカー卸に3年ほど勤務、1990年11月より八代市に帰って歯科器材ディーラー業務・経営に携わり、2001年12月にアワデントを起業しました。主な仕事はODMLの企画運営と各種歯科学術研修会の支援などです。