第7回 2003年5月14日

03シリーズスタート!新しいハードル出現?!

     ご無沙汰してました、岸利トオルです。
    本当ならもうすぐ向こうに行ってから1年になろうとしているのに、依然として進まないビザの申請にかなりヘコみ気味だったのですが、ハラをくくって向こうのラボに泣きの入ったFAXを入れてみました。
    そしたらなんと、すでに2ヶ月ほど前に国の許可は下りてて、なぜそちらに書類が届いてないか調べてみます。との返事が返ってきました。内心、もうビザは下りないかもしれないから他の国の求人でもボチボチ探そうかな〜なんて思っていたので、正直ほっとしました。

     しか〜し、その後送られてきたFAXに、COLLEGE OF DENTAL TECHNICIANS OF B.C.(以下CDT)の許可がいるので書き込んでください。との言葉とともに申請用紙が送られてきました。
    CDTはカナダの技工士会みたいなもんだそうです。以前にカナダのワークビザを取得された人から話を聞いた中に、CDTの話はなかったので、最近新しいハードルとしてそう言うシステムが追加されたのかな〜って思います。
    ちょっと前まで、カナダはオーストラリアやニュージーランドと並んでワークビザを取得しやすい国(アメリカと比べて)と聞いていたのですが、最近は結構キビシくなっているのかもしれません。

    今回は、この送られてきた書類を眺めながら話を進めて行きましょう。

アシスタントなのね

     日本から歯科技工士としてカナダに行っても、カナダの技工士免許証は当然持っていません。がしかし、カナダでは免許を持っている人が1人いると、3人まで無資格のアシスタントが雇えるそうです。なんて合理的!確かにダウエルピン立てるのに免許は必要ないかも?

     アシスタント枠でメタルボンドやらオールセラミックの仕事をするのはなんか変な感じです。免許は開業するときに必要みたいです。どっかのアジアの島国みたいに、技工をするには絶対免許が必要なんていいながら、仕事のほとんどが銀歯とプラスチックの歯って言うシステムよりはるかにいいような気がします。ま、これは保険制度があるからか。歯冠補綴などに直接関係ない仕事は資格がなくても仕事が出来るようになれば分業が進んでシステマティックに仕事が出来ると思うんですけどね〜。(大手のラボはもうすでになってるのかな?)

     年齢は関係ないみたい?(一応生年月日は聞いてありますが)住所、性別、名前は書かなければいけないけど、年齢を書く欄がありません。むしろ、仕事は何年やってきたのか?どんな学校を卒業したのか?
    どんな事が出来るのか?を重要視してあるみたいです。日本じゃどんなに経験があっても35歳を過ぎたらほとんど仕事ないのにね。かと言って、若い人達に求人がたくさんあるわけではないみたいですけど。

高校の卒業証明書が必要

     これが危なかった。自分で卒業証書を英訳してワードのこじゃれた筆記体のフォントで、校長のサインだけ直筆で書いて証明書を作ろうと思っていたら、知り合いからそれって立派な公文書偽造じゃ?と言われてハタと気が付きました。危うく公文書偽造でビザがパーになるところでした。
    高校に問い合わせしたら、ちゃーんと英文のフォーマットがありました。無知って怖い( ̄∇ ̄;)ハッハッハ。
    逆に、技工学校の証明書は要らないみたいです。なんかさびしい。

     いろいろ書いてみましたが・・やっとここまでたどり着いたかって感じです。まだまだ、日本での申請も残ってるし、CDTの許可がいつ下りるかもわかりません。
    でも、近いうちにカナダに行ける事が見えてきただけでもかなりの進歩だと思います。
    今から私が経験する苦難?のビザ取得を写真付きでリアルタイムにアップしますので、03シリーズもよろしくお願いします。


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今回の写真

CDT
    こんなのが送ってきました。
    カナダを目指す技工士さんたち、よーく見てて下さいね。岸利トオルは頑張るよー!
    (クリックすると拡大します)

    ●参考までにCDTのWEBサイトです。
    探してみました(管理人より)