温故知新 2001.07.25

42.サルとお菓子

 サルを実験材料にして歯をムシ歯から守るワクチンの開発に努力しているイギリスの研究者が、ここ数年のうちに人間にもムシ歯予防のワクチン≠ェ使用されるようになるだろうと言っています。
 研究者の名はA・LEHNER教授。最近発刊になった自然科学雑誌≠フ中で、彼と彼のチームはムシ歯予防のワクチン≠開発し、北インド産の若いサルを対象に実験してみたところ、70%の効果があったと発表しています。またロンドン・ホスピタル≠フDr.S.J.CHALLACOBEも10年以内にムシ歯ワクチン≠ェ使用されるにちがいないと予言しています。
 A・LEHNER教授の報によると、同様の実験がハツカネズミを使ってアメリカでも続けられているそうです。余談ですが、この実験で若いサルは、パン、ジャム、ビスケット・ステッキー・スイート(棒状チョコレート)などのお菓子類を好んで食べ、その様子はまるで人間の子供さながら、甘い食品にはたちまち慣れ、管理人が健康食品の木の実≠ノ交換しようとすると木の実≠投げつけふくれっつら≠して、すばやくオリの中に入ってしまったということです。



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