温故知新 2001.05.23

33.乳歯は水先案内

 乳児が2歳になれば、乳歯(上あご・下あごにおのおの10本。合計20本)は生えそろいます。この時期、口腔(こう)の検診を受けることは非常に大切です。
 一般に、@乳歯は生え変わる歯だから、ムシ歯になっても治療しないでかまわない。A痛くなったら、そのつど歯科医院に行けばよい。B抜けてしまうまで放置しておこう。などと、単純に考えられています。
 乳幼児の健康な発育には、健康な乳歯がまず必要なのです。偏食児童には必ずといっていいほどムシ歯があります。
 しかも乳歯は、次の4つの大切な働きがあるのです。
 @食物を咬(か)む。A発音をきれいにする。B顔の形をととのえる。Cあごの発育を助ける。
ムシ歯になると、これらの大切な働きのバランスがくすれることになり、次に生えてくる永久歯の咬(こう)合=かみあわせ=や歯列=歯ならび=不正の原因となります。乳幼児の口の中を十分注意して、いつも見守って下さい。
 ブラッシングが一人で出来ない乳児には、母親がガーゼでたえず拭(ふ)いてやることも大切です。3歳になれば、歯ブラシを与えて、歯みがきを教えましょう。
 乳歯は永久歯の水先案内なのですから。 



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