第11回熊本県歯科医学大会

「予防をスタンダードヘ」 西川義昌先生講演会

日時 2006年2月5日(日)午前10時00分〜午後4時40分
会場 熊本県立劇場地下大会議室
講師 西川義昌先生(東京都渋谷区開業)
受講費 無料
申込 当日直接会場へお越し下さい

講演1

適切な治療のための診査診断の基準とは何か−1」

昼食
 
講演2 「適切な治療のための診査診断の基準とは何か−2」
質疑・応答
 

「適切な治療のための診査診断の基準とは何か」

−予防をスタンダードに、そして最.小限の安全な治療を目指して−東京都開業 西川義昌

歯科医療にかかわる歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士、歯科メーカーの仕事は、治療をお受けになった患者さんを再治療することなく快適な口腔内を長く保ち健康に長く生きられるように様々な面からお手伝いをすることであります。
すなわち歯科治療の目的は治療をすることだけではなくて、治療をするしないにかかわらず長期的に健康な状態を作り出す二とであろうと思います。未病で健康な状態を維持するといった意味において予防の果たす役割は歯科において一番大きいともいえます。歯科衛生士が主体となって行う予防は主に口腔内の細菌性プラークを除去することですが歯科疾患の進行を左右する2大因子としてはこの細菌とカ(顎機能)があるといわれています。

細菌のみならずカに関する把握もとても重要な因子となってくるのです。この2大因子を含んだ診査資料により、すでに予防管理されている口腔内への的確なな診断が可能となり適切な技術的基準に基づいて治療がなされたとき最小で適切な歯科治療が達成されるのではないでしょうか。今回はこの考えに則って細菌と力の重要性、適切な診断基準、診断用ワックス方、コンポジットレジン充填のテクニックなどについて皆さまと考えてみたいと思います。

歯科はチーム医療でありますから歯科衛生士、歯科技工士・歯科メーカーの方々の参加もお待ちしています.

幸い素晴らしい晴天に恵まれた当日。熊本県歯科医師会会長の挨拶で歯科医学大会がスタートしました。会場は300名を超える受講生で立ち見までが出る状態でした。 西川先生が紹介され、今回の「予防をスタンダードへ」というテーマに即して、現在の先生の考えを1日で語る、というご挨拶。テーマからか、会場には多くの歯科衛生士の姿が見受けられました。
1日の講演が終わり、質問に答える講師。多くのテーマに時間の超過が心配されましたが、きっちりと時間通りに終了。会場からは興味深い質問が多く返されました。 最後まで長時間の講演に聴き入っていただいた先生方も、明日からの日常臨床に多くの示唆や発見を持ち帰っていただいたのではないかと思います。何かが少し変わる1日だったのかもしれません。

主催:熊本県歯科医師会

後援:熊本県歯科技工士会・熊本県歯科衛生士会・熊本県歯科用品商組合

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