でんたる銀次郎の「I Just Wanna Say "YEAH"」

No.9 2001.02.01
 「技工料直接請求制は、私たちにとってのバトルロワイヤルとなるだろう」

パラの値段が高くなっている。いつまで続くんだろう。ドクターからは、「金属高いから大事に使ってね。」とプッレシャーをかけられるし。  

 ラボを始めて5年。保険の義歯を中心にやってきた。理解ある先生方と仕事をしているおかげで、どうにか食っては行けている。
しかし、この先どうなるかはわからない。
 保険だけでやっていくのはきつくなるかもしれない。これを機会に、保険外の仕事も始めようかと思っているのだが、そのためには鋳造機の購入も考えないといけないし、時間的にも厳しくなるだろう。 
松風アルゴンキャスターC これが欲しい。
日本歯技2000年12月号
「日本歯技:2000年12月号」に、「今、21世紀の歯科技工士はいかにあるべきかを考える時期にある。」と書いてあった。
 
でもそれより、問題は「歯科技工士会」。どうなっちゃうんでしょうかね?21世紀には。
 
日本歯科技工士会は、これからさらに高い地位と、より安定した生活を得ようとしているみたいだけど、そのためには、今以上に一人一人が頑張らなくちゃいけないんでしょうね。 
 わたしは、以前コラムの中で、「すべての人が生き残る術などない。」と、書いたけど、日技はどう考えているのでしょうか?
 もちろん「すべての歯科技工士」が生き残るために日技は頑張るつもりでいるんだろうけど、それは、可能なのでしょうか?
 
 どうも時代はゆっくりとアナーキズムにむかって進んでいるような気がします。
もしそうなると優秀な技工士にとっては、笑いの止まらないような時代になるかもしれませんね。バトルロワイアルの中で、強力な武器を手にした子供みたいに。

 そして「技工料直接請求制」が導入されれば、その傾向はもっと強まるかも。
みなさんは、今どんな武器を手にしてますか。
私が手にしているのは、なべのフタです。
守る事はできても攻める事は出来ないこんな
武器で、戦いぬくことができるのでしょうか。 
しかし、やるしかないでしょう。こんな武器でも。
バトルロワイアルの藤原君みたいに、私にだって
守るべき人達がいるのですから。
Bob Marley
それでは次回はできれば春頃にお会いしましょう。    Get up,Stand up.
Don't give up the fight.



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