でんたる銀次郎の「I Just Wanna Say "YEAH"」

No.3 2000.11.09
 「私たちにとって有益な歯科材料屋さん とは?」

 これからの時代は予防歯科医療の時代だという。予防歯科最前線 小学館しかし、痛んだところは削って、どうしようもないところは抜くという時代から、歯が痛む前に歯医者に通うという時代にもしなるというのならば、歯科技工士は、歯科材料店は、ますます暇になるぞ。暇ぐらいならいいけど、喰っていけなくなるぞ生活できなくなっちゃうよ。

 これまで、私たちにとっての良い材料屋さんとは「良い商品を、より安く、より速く、より確実に、届けてくれること」だった。おそらく、これから先もそれは変わらないだろう。しかし、それは材料店の立場から言わせると「ひとつの商品をより大量に注文してもらえるのならば、その要求には応えられると思いますよ」ということになるんじゃないのかな。

 「通販」というのは、その要求に対しての一つの回答だと思う。これからの歯科医療を考えると、大量に注文できる材料は通販でより安いところに頼む。そして、それ以外の材料をルートで回ってくる材料店に注文する。これが、基本だろう。アワズ君、こんなこと君んちのHPに書き込んでもいいのかなぁ。ちょっと心配になってきたぞ。まっ いいか。

 ただ、問題なのは、さっきも言ったようにこれから先、我々の対してのニーズはどんどん減っていくということだ。その中で、この業界すべての人たちが生き残っていく術は存在するのだろうか。

 もしかしたら、我々にとって有益な歯科材料店とは、この問題に向かって、真正面から取り組んでいこうという意志を持った人たちのことではないのだろうか。この話はさらに深まっていくのだが、今日はこのくらいにしといてやろう。俺は本業を頑張るぜ と。



目次へ
コラムインデックスへ
ourdent.comへ