1997.5.17,18
九州デンタルショー97レポート



1997年5月17日(土)、18日(日)の両日、福岡県福岡市の国際スポーツセンターにおいて「97 九州デンタルショー」が開催されました。
私たちアワズデンタルも最新の情報を収集に参加しましたので、このページでご報告いたします。
詳しい内容につきましては各メーカーまたは弊社までお問い合わせください。
すべてカシオQV−10にて撮影しました。


今回は、福岡国際センターでのデンタルショーとしては2年目となりました。以前の会場と比べてだいぶ広く、ゆっくりとした雰囲気の中で展示を見ていただきました。ただ足元がコンクリートで硬いので、来年はスニーカーでの参加をお勧めします。
2日間で10,000名近い来場者がありました。
モリタの新しいデジタルレントゲンシステム「DIGORA」。6月発売予定で300万円弱の価格設定とか。これまでのCCDカメラを利用したシステムでなく、「イメージングプレート」を利用した最初のシステムとなります。
クラレのエステニアデモコーナー。京都の土師さんがハードなスケジュールでデモをこなしてました。今いちばんホットなハイブリッドセラミックス歯冠修復材です。
モリタの「プロービー3」。8月発売予定の歯周ポケット測定器です。以前のタイプに比べ液晶画面の採用、超高速プリンタ、コードレス、感染予防対策などの改良を加えての登場となります。
これもモリタですが、新しいチェアマウントユニット「シグノGR」。現在の主力「シグノLX−1」の廉価版としての登場となります。シンプルで使い勝手の良いユニットのようです。
トクヤマから発売のボンディング材「マックボンド2」。従来の2ステップにくらべ、エナメル質への接着力を向上しました。あくまで水洗無しにこだわるトクヤマの解決法です。
こちらはジーシーの新ユニット「EOM−ベータ」。従来のアルファと違い、オーバーアーム形式としました。特にスペースの取り難い診療所にお勧めです。
パナヘラウスから発表された技工用自動研磨機「グレンスライダーNK」。デンチャーやクラウンブリッジの粗研磨・中研磨をまるでサンドブラスターのような感覚で研磨します。特殊研磨剤の威力で細かい表面性状を損なうこと無しに研磨作業が行えます。1,900,000円。
ジーシーが販売する富士写真フィルムのオクルーザーデンタルプレスケール。ソフトもいくらか改良され、一段と普及に拍車がかかっている感がありました。
東京技研が開発した天井取付タイプのクリーンエアー製造器。真下にある空間の誇りをスイッチオンと同時に限りなくゼロにできますので、特にオペ室などにお勧めです。1,800,000円。
白水貿易の輸入するエスぺ社の「ペンタミックス」。シリコーン印象材の自動機械練和器です。従来のインプレガムに加え、レギュラータイプの付加重合型シリコーン印象材を自動練和し、トレーに注入することができます。大幅に価格を下げたせいか、会場でも多くの受注をいただきました。器械のみでキャンペーン特価110,000円(定価の半額)。
こちらはアルジネート印象材の自動練和システム、「トクヤマAPシステム」です。専用のアルジネート印象材をボタン一つで必要な分量のみ練和することができます。水が不要で、また余剰分を捨てることも不要ですので設置場所を選びません。器械は370,000円です。
ヨシダのクアンテックシステムが大人気でした。デモコーナーでは順番待ちの列ができるほどの人気でした。
大変良く売れています。
VIVADENT社(白水貿易)のコンポマー、「コンポグラス」。今回のデンタルショーでの大きな話題の一つに「コンポマー」がありました。はコンポジットレジンとアイオノマーの中間的な性質を持つ新世代の充填材で、ダイラクトなどが既に販売されていますが、このコンポグラスはフィラーを含有することで、強度と審美性を高めた新製品です。
松風ブースに展示されていた、歯のシェードを計測してしまうマシーン。歯面に直接くっつけてストロボを5回焚いたらプリンタからVITAシェードと松風ビンテージポーセレンで焼成した場合のパウダーの混合割合まで「レシピ」として指示してくれます。30万円くらいの予価となりそうだということ。
さて、来年の’98九州デンタルショーの予定が早くも決定しました。
1998年5月16日〜17日の予定です。


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