2000.5.26,27
日本デンタルショー2000レポート


2000年5月26日(土)、27日(日)の両日、東京都お台場の東京ビッグサイトにおいて「日本デンタルショー」が開催されました。
今回は九州デンタルショーの2週間後、ということで、月曜日だけの駆け足見学でしたが、大変参考になりましたのでここにレポートします。
詳しい内容につきましては各メーカーまたは弊社までお問い合わせください。写真はすべてSanyo DSC-X110にて撮影しました。
なお、九州デンタルショー2000レポートにて報告した内容と重複する部分は、今回は省略いたしましたのでご了承ください。
有限会社アワズデンタル 粟津貴昭
初めて「ゆりかもめ」に乗ってお台場に行ってきました。新橋から無人列車がゆっくりと走り出し、あたりにはフジテレビや博物館などの異様な(?)建築物が増えてきます。終着駅のひとつ手前がビッグサイトの入り口でした。このデンタルショーは有料で1000円の入場券を買い、中へ入ります。土曜日曜と空前の人出を記録したと聞いていましたが、今日は最終日ということで、ゆったりとした雰囲気が漂っています。
 帰りは水上バスに浜松町まで乗ってみました(上右写真)。なんだか舟遊び、という感じでいろんな橋の下をくぐりぬけていくという観光気分を味あわせてもらいました。5月の良い天気で、東京もいいところじゃないか、と再認識したりしました。
会場の様子。終わり近くになると、臨床家よりも業者関係が目立つのはどこも同じのようですね。今回の会場は非常によくオーガナイズされていて、各ブースを回りやすい工夫がされていました。ジーシーのブース。今回はまるで美容室のようなレイアウトでした。やはりリサイクルを考えているそうです。
モリタのブース。ゆっくりと話が聞けるような工夫がされていました。そういえばヨシダさんもそのような造りだったような。通り一遍の説明ではなく、より詳しい話を聞きたがっているお客さんが増えているということでしょうか。そうなると説明要員達も張り切ることでしょう。MANのブースにはマイクロサージェリー用の口腔内顕微鏡が展示されていました。随分と安価な販売価格を予定しているとか。いよいよ国内にもこのようなミクロの世界の裾野が広がってきたということでしょうね。
各社コンピュータネットワーク、院内LANには力が入っていました。ジーシーも受付からレントゲン、レセプト発行にいたる一連の作業をネット化した商品を提示していました。診療室もいよいよパソコンだらけの世界に突入しそうです。デンタルショーのテーマにあわせてか、身障者対応のユニットの提案があちこちで見られました。誰もが気軽に歯の治療を受けることのできる時代もすぐそこまで来ているようです。
東京技研は新しい口腔外バキューム・フリーアームフォルテを発表していました。随分かわいらしいデザインで、しかし性能は向上したそうです。ここでも話題のダイアグノデント。デンタルショーの前日に承認が下りて、いよいよ発売開始ということで盛り上がっていました。今後のカリオロジーの発展に大きく寄与することになると思います。
デンケンの電気ワックスペン。でもなぜここに?各社でホワイトニング関連の情報がありましたが、薬事承認前ということで控えめな展示でした。こうやってみると、今回のショーもキーワードは「審美・予防・バリアフリー・ミクロ・ネット」というところなんでしょうか。そういう感想を持ちました。

以上、レポートでした。
日曜日の午後より東京に入り、月曜日朝から行動開始、会場についたのが11時、閉場が15時ということで、昼食も取らずに必死でブースを回ったのですが、本当に駆け足でゆっくり話を聞いている時間が取れずに残念でした。しかし、3年に一度のデンタルショーということで、今後の3年間を占ういくつかのキーワードをてに入れることができて良かったと思っています。
今回の素晴らしいデンタルショーを企画実行したメンバーと、同時に会社を留守にして東京へ行かせてくれた社員とお客様に感謝します。

良ければご感想などをメールいただければ幸いです。
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