第7期KOCセミナー 2008 in 熊本
PHOTO.Report


第1回4月19(土)、20(日) 基礎資料収集・イニシャルプレパレーション

今年もKOCの季節がやってきました。今期の受講生は15名、またしても多くの先生方を来年までお待たせする結果となってしまいました。川崎歯科研修室に集合した受講生は意外な知り合いと再会したり。講師を皮切りに自己紹介の時間を取って、今後半年間ご一緒する仲間たちと懇親を深めていただきました。右の写真は例年通りの近くの中国料理店での懇親会の様子です。

日曜日は会場を熊本県歯科医師会館に移し、受講生の医院スタッフを含めての研修となりました。また、いままでにKOCを受講いただいた先生方のスタッフも多数参加いただきました。時期的にちょうど新人教育の一環としてご利用いただいているとのことです。目で見て、耳で聞くばかりでなく、実際にイラストを写してみたり、絵を描いてみたりしながら正常と異常、治癒の結果をイメージとして把握できるような訓練を積んでいただきました。

■第2回5月18(日) 咬合

第2回セミナーには各自、宿題を持って集まっていただきました。といってもいわゆるホームワークではなく、ご自身の顎模型や10枚法レントゲン写真とたくさんの患者さんの口腔内写真をできるだけ撮ってきてください、というものです。デジタルやアナログのいろいろな形式が集まりましたが、先月のレクチャー通りにきちんと規格写真が撮れていて安心しました。しかし細かなところでは有吉川崎両講師から細かな指摘が続いていました。講義は「咬合」を中心に進行しました。歯科技工士や歯科衛生士とのチーム医療の中で、咬合だけは歯科医師しかコントロールできないものであり、ここを押さえた歯科医師は今後も必要とされ続けるに違いないという熱いメッセージが繰り返されました。

■第3回6月15日 (日) ペリオ・エンド

第3回は梅雨の時期、大雨の中でスタートしました。今回は1日でペリオとエンドをマスターしてもらうというスケジュール。徹底的に簡素化した図式でベースとなる考え方と基準を提示しました。また前回全員分を採得したバイトの中からお一人の受講生を選んで、スプリントの調整実習も行いました。次回からは土日の実習となります。

■第4回7月26(土)、27(日) 歯周外科実習

さて、今回からはメイン講師を川崎俊明先生に交代し、実習中心のプログラムとなります。まずは豚下顎を利用した歯周外科の実習です。土曜日は講義に続いて、特製縫合説明ボードおよび特製ラバーダム縫合模型を使ってみなさんに基本的な手技を体得していただきました。
土曜日夜は4月以来となる懇親会へ。若者で溢れる居酒屋で楽しく飲んだくれました。そして日曜日。猛暑対策ということでなんと予定を2時間繰り上げ、朝の8時から実習開始することに。あれだけ前夜はセーブして、と念を押したにもかかわらず眠い目をこすりながらインストラクター以下受講生がそれでも時間通りに集合し、さっそく豚25体を利用しての実習となりました。まずはビデオで説明し、実際にメスを入れ、縫合してもらう基本的な実習です。予定よりも90分早く終わり(それでも30分超過したわけですが)、15時にはすべての実習を終了しました。暑さに弱い豚下顎にはこれが最適な方法だったようです。ということで、次回は支台歯形成です。みなさん、暑さにばてずに宿題をよろしくお願いします。

■第5回8月23(土)、24(日) 支台歯形成実習

第5回は支台歯形成実習。たくさんの宿題が出されていましたが、みなさんしっかりと予習してきてくださいました。土曜日は講義を中止としたプログラム、その後は近所の居酒屋で1ヶ月ぶりにみなさんと楽しいお食事を囲みました。

日曜日はひたすら模型を削ってチェックするという実習です。エンジンの音が響き渡り切削粉が舞う環境の中で、みなさん喉を痛めながらがんばっていただきました。KOCセミナーでのランチはいつもすぐ近くのイタリアレストラン「BUNZO」です。川崎先生の同級生というマスターが繰り出す料理に舌鼓を打ちながらまだまだ臨床の話に花が咲いていました。

■第6回9月27(日)、28(日) 支台歯形成実習2 新しい治療・コースまとめ

早いもので最終回。9月末に開催した第6回は土曜日が川崎先生によるプロビジョナルレストレーションとシリコーン印象の実習、日曜日が有吉先生によるまとめ講義となります。まず土曜日はレジンの匂いが充満する研修室でプロビジョナルレストレーションと格闘していただきました。

土曜日の夜はいつもはランチ会場のBUNZOで打ち上げパーティを行いました。オシャレな空間でビールやワインを傾けながら6ヶ月間ですっかり仲良くなった仲間たちといろんな話に花を咲かせます。その後、みなさん二次会、三次会と遅くまで盛り上がってました。日曜日は講師が有吉先生に戻り、これまでの復習とアドバンス的な審美やインプラントについての講義が行われました。また、5月にチェックした基礎資料採得について、再度その後とってもらった資料を持参していただき、どれくらいの進歩が見られたのかをチェックしました。

大いに盛り上がった今年の第7期KOC、今後ともみなさんと末永くお付き合いできればと思います。年に1度のミーティングやさまざまなセミナーを通じてお互い切磋琢磨しながら拘留を続けていただければ本望です。それではまた会いましょう。





文責:KOC事務局 粟津貴昭/OURDNET


案内文 | KOC HOME | KOC SEMINAR HOME | OURDENT.com