taka's業務日誌 2000年10月

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diary
1  今日から10月である。少しずつ過ごしやすくなってくるはずだ。
今日は筑後でセミナーのお手伝いがあるので早起き。8時に家を出発、9時半には医院につく。大阪からの講師をお迎えして根管治療の実習である。世の歯科医師はスポーツカーに乗って休日はデートしている、というイメージが世に溢れているが、実際はこういうドクターも多いのである確かに良い車に乗っているかもしれないが、日曜日も医院の駐車場に止まっていたりする。
 午前中の講義のあとで実習。余った時間でいろんな話ができた。研修会の面白さはこういうところにある。夕方予定通り終了する。熊本の先生と一緒に高速で帰る。ご自宅に送った後、自宅へ。家に着くと小庭に明かりがともり、夕食の準備がされていた。いつも休日はこんな具合なのでせっかく買ったキャンプセットが使えずにいるせいだろう、二人で"外食"の準備であった。僕もビールを飲みながら参加して、好きなCDをかけて、外のすっかり涼しくなった空気をあてに酒を飲む。気がついたら昨日と同じく床に転がって寝ていたようだ。
2  2軒ほど歯科医院へ寄ったあと出社。昨日の研修会の資料をまとめて見積を作成するのに午前中いっぱいかかる。昼から他の仕事をする。メールチェックしたらサーバーがダウンしていた。あらら、仕事にならん。明日の顕微鏡のデモとか、新規の挨拶とかの準備をしていたら夕方になる。びっくりするような大雨が降っていた。営業が一人二人と帰ってきて、話したり仕事したり。今日もまた、明日になってしまった。
3  今日は妻の誕生日で、昼間食事でもするか、なんて約束していたのだが、いろいろ予定がずれて結局晩御飯になってしまった。朝から予定が狂った。メーカーさんから送ってもらう顕微鏡のデモ機がトラック便の不都合で届かなかったのだ。仕方がないので翌日に予定変更。午後はある先生に新規得意先を紹介してもらうことに。無事OKとなる。それから本来回るべき営業先を回って、家に電話したのは17時であった。妻の怒った顔が目に浮かんだが、それほどでもなかったみたいで、結局晩御飯を家族で食べるということに。早めに家に戻り、それから街に繰り出すってことだったのだが、なぜかみんな疲れてしまい、結局近所のビストロまで歩いていってオムライスなんか食べることに。大人しくすごしてしまった。
 家に戻って子供を寝かせて一緒にビデオをみる。「海の上のピアニスト」。前から見ようと思っていたんだけど、思っていたのとちょっと違ったかなあ。話できすぎ、っていうか。漫画を読んでいるような展開であった。最後のほうで1900(主人公)が、船にいちゃダメだよなあ。実はそれは空想だったってことにするとか、もうちょっと現実に近い設定にしてほしかったなあ。でもラストシーンを見ながら、ああ、これはトランペットの中古品をダシにした、長い長い詐欺師のストーリーだったのか、と納得したのであった。
 今日からourdentのコラムに新しくシリーズ「歯の110番」を追加した。
4  朝から昨日届かなかった荷物をトラックセンターまでとりに行く。それから納入先の得意先に行って午前中かけてメーカーさんと組み立て、説明を終える。その後近くのファミレスで一緒に食事。そのまま高速に乗って八代の会社へ向かう。途中方向変換しようとするメルセデスとぶつかりそうになって焦った。完全に向こうが悪いのだが、ぶつかったらそうとはいえない雰囲気の車だったのだ。今後気をつけて走ることにしよう。八代についてまず行きつけの床屋で散髪してもらう。昨夜遅かったせいか、すっかり寝てしまっていた。会社に入り、いつものように仕事していたのだが、途中電話が入り、お客さんのお父さんが亡くなったとのこと。事務局をしているスタディグループの会員さんでもあったので、FAXで文章を作り50軒ほどにFAXする。レンタルサーバーがダウンしたりしてその連絡に忙しい一日だった。
5  午前中からメーカーさん数社と商談。某メーカーが責任者と一緒に謝りに来る。なんでも僕にあることで嘘をつきつづけていたらしい。最近どうしてかメーカーの営業マンとうまく付き合えないようだ。僕のせいだろうか?あるいはそういう時期なのか?不況のせいかもしれない。でも感情的な対応をして見せても、会社の得になることはひとつもないということも事実である。僕らはお得意先にも、仕入先にも常に気を使いながら仕事していかなければならないってことなのかな。昨日ラジオで面白いことを言っていた。「気を使うな、頭を使え」、らしい。それは多分、正しいと思った。
 明日は営業できないということで、今日営業に回る。先日から配達をパートさんにやってもらっているので効率よく回れる。夕方には新規取引先に伺い、先日から打ち合わせをしていたホームページ制作のまとめ商談。他にいろんな話をして、20時過ぎに家に戻る。
6  今日は安全運転管理者法定講習というおそらく1年間でもっともくだらない1日を過ごす。今年で2度目なのだが、何なのだ、あの行事は!要するに営業車を5台以上抱えている会社の社長または車両管理担当者を年に一度集めて、映画を見せたり、交通安全に関する講演を聞かせたりする、それも法律で定めておいて、である。収入印紙代4200円を払わされた挙句に、くだらない印刷物を大量に貰って、異様に話が下手な天下り官僚の話を神妙に聞かされるのである。こんなビジネスがあってもよいのものか?免停講習じゃないんだぞ、と腹が立ってくる。おまけに受付の中年女性の応対が悪すぎる。まるで自分が正しい仕事をやっていると勘違いしているのではないか?
 さらに配られた資料がこれまた最悪であった。何でも「バイオリズムを運転管理に採用云々」というどっかの詐欺師まがいのおばさんの記事が堂々と記載されているのだ。バイオリズム?そんなのオカルト似非科学として判定済みだろう。どうしてそれがこのようなオフィシャルな印刷物に堂々と掲載されるのだ。おまけに「偉大なるレーサーアイルトン・セナの事故死も実はバイオリズムが最低の日だった」だと?「実は注意力精神力が危ない日だったのです」って、あれはドライバーのミスなんかじゃなくて、ステアリングロッドが突然折れるっていう不可抗力の事故だったのを知らんのか、こいつは、死者を冒涜するにも程度ってもんがあろうが!!とつい逆上しかける。
 あんまり腹がたったので、コンセントの近くの席を陣取りノートパソコンを広げて一日仕事しまくってやった。それにしても何だ、この「ハーモニーホール」とかいう無粋な建物は?税金を使ってこの国はいったい何をしているのだろう?今日ほど、自分の住んでいるこの国が北朝鮮となんら変わりのない体制だったことを思い知った日はないぞ。ってことはこんなこと書いたら逮捕されるのかな?
 鳥取島根で大きな地震があったようだ。知り合いの先生がいるので心配である。当然電話はつながらない。最近天変地異が増えてきたなあ。大丈夫なのか、この国は。
 講習が終わり、会社に戻ってちょっと仕事していたら、今度は地元の先生のお母さんが亡くなったという。父の代からお世話になっていた人だ。なんだか続くなあ。明日から出張で出席できそうにないので、父にお願いする。
その後、高速に乗って熊本でお通夜に参列。ものすごい人出だった。僕の葬式にはいったい何人来てくれるんだろう。
7  今日から仙台旅行である。地元の同業者組合の主催である。実はこの手の旅行に参加するのは生まれて始めてである。ご時世から考えてこれが最後になるのかもしれない。何でも以前から余っている資金をどうしても使い切らなければならないことになったらしいのである。朝7時に熊本空港集合。予想に反してほとんどが夫婦連れであった。これで無意味なドンちゃん騒ぎになる可能性が減ったぞ。
8時の便で羽田に向かう。東北新幹線に乗り継いで仙台へ。東北に来るのも生まれて初めてなのである。北海道に行った時に飛行機の窓から見ただけなのだ。ビールを飲んでいるうちに仙台駅に到着。待っていたマイクロバスに総勢11人が乗り込んで市内観光である。もう、この手の観光って10年ぶりくらいである。バスガイドさんが張り切っている。青葉城に行って、伊達正宗記念館などを駆け足で巡る。青葉城って、天守閣ないんだ。それって八代城と変わらないじゃないか!正宗氏はなかなかの伊達男で面白かった。記念館の隣で食事。「ずんだもち」ってのも食べる。しばらくそのあたりを観光して4時過ぎにホテルへ。そのままベッドの上で仮眠してしまう。18時に集合、皆で牛タンを食べに。8000円のフルコースを地元の同業者が手配してくれたのだ。入り口で行列を作っている「閣」というお店に入る。まー出るわ出るわベロばっかし。僕にはちょっと脂っこく過ぎて途中でギブアップしてしまった。見渡せば若いもの(って30台は僕だけなんだが)は、皆やはりギブアップ気味だけど、50台、60台のおじさんおばさんはパクパク食べているではないか。戦後の食糧難はいろんなものを残していったんだなあ。
 その後独身(この旅行期間中は)若手3人で繁華街へ歩く。なんと呼び込みの多い街であろうか。情報だけ仕入れてさほど高くなくかつ普通のクラブに入る。1時間5500円と称して、結局一人8000円くらい払った(女性の飲み分があるのだよ)。面白かったのは仙台の娘はすくなくて、皆、岩手近辺の人であった。「明日仙台で一日フリーなんだけど、どこに行けばよい?」と聞いたのだが、皆口々に「仙台なんて松島以外なんもないよー」だと。実際、ここは大人しい街なのだそうだ。店を出てぶらぶらホテルまで歩く。確かに派手な印象のしない街である。思ったほどずーずー弁も聞こえてこないし、なんだか東京の小型版のようだ。中州とはぜんぜん違う(あたりまえか、あそこは異常だ)。またお腹がすいてきたのでしばらく歩いたのだが、深夜零時でほとんどの店が閉まりだした。ようやく閉店前の居酒屋にを見つけて入る。そうだ、ここは海の街だ、牛のベロ食ってる場合じゃないぞ、と牡蠣や秋刀魚の刺身を食べたらすこぶる美味しかった。それでそこにおいてある古いガイドブックを読みながら、明日は塩釜で寿司を食べるぞ、ということになった。
8  6時に目がさめてしまう。パソコンを持ってきていたので仕事したり日記を書いたりする。朝食を食べて昨日の3人で仙台駅まで歩く。どうやら昨日ダイエーがリーグ優勝していたらしい。ダイエーが優勝セールをやっている。 駅の隣にある、今日の夜のホテルに荷物を預けて、仙石(せんせき)線で松島へ。結構人出が多い。小さな駅を降りて出たところにある売店で遊覧船のチケットを買う。1400円なり。外人の団体客に混じって乗り場に行き、ながーい行列で船出を待つ。ところで東北の人は行列が好きなんだろうか。昨日からあちこちで大人しく並んでいる行列を見る気がするのだが。
これでもか、と人を押し込んで松島遊覧船「仁王丸」が出航した。2階席はさらに見晴らしがよくって+600円だそうだ。「おきゃくさん、5000円払ったらもっと良いことがあるわよ」ってなもんか。大小多くの島の間を巡って録音テープのアナウンスを聞いているうちに3人とも夕べの疲れが出たのか、眠ってしまった。 デッキに出ると、たくさんの人がかっぱえびせんを持ってかもめに餌をやっている。売店で「かもめの餌」と称し、「カルビーかっぱえびせん」を100円で販売していたのだ。かもめが高血圧にならないことを祈る。小一時間で港へ戻ってきた。聞けばこのまま塩釜へ向かう船もあったそうだ。それに乗ればよかったと思いつつ、駅まで戻り、普通電車で塩釜駅へ。駅を降りると、なーんだかのんびりした町並み。静かだ。しばらく歩くと、路地にできた市場のような区画を見つける。ここでまた多くの人が並んでいる寿司屋がある。おお、並んでみるか、近づき、その市場の中をくぐりぬけてみると、目の前に昨日ガイドブックで見つけた寿司屋が出てきた。「どっちにしようかな」と仲間と相談し、市場のおばちゃんに聞いてみると「兄弟でやっているからいっしょだよ」とのこと。じゃあ、ってんで3人でその店に入る。いやー、食った食った。超美味しかったよ、この店は。「しらはた」という店なんだけど、東京から高速で往復する価値ありかも。牡蠣がとても美味しかった。もっと寒くなってから来ると格別だろうな。店を出てみると、この店にも長蛇の列ができていた。さっきはたまたま運が良かったらしい。
 この後JRで仙台駅に戻り、メトロポリタン仙台にチェックイン。部屋で2時間あまり寝てしまった。18時に11人後一行様が集まり食事に出かけることに。ぞろぞろ歩いて、「海鮮問屋七輪亭」てな店に入る。ところがここは焼き物の店で、生牡蠣などは置いてないとのこと。昼間たらふく食べた僕ら3人以外はぶーぶー文句をいっている。みんな熊本弁だから、だれもわかりはしない、と大声でぶーたれているんだが、ありゃあ結構な営業妨害だったろうなあ。僕ら3人を残しておじさんらはもう一軒寿司屋へ行くと。僕らは凝りもせず繁華街へと向かい、いろんな店を物色するが、日曜日とあって昨日よりしん、としていた。一人の呼び込みのおじさんと仲良くなっていろんな裏事情を聞いておもしろかった。なんとなくそれで満足してタクシーでホテルに戻る。そう、僕は22時からF1鈴鹿グランプリを見なければ、なのだ。本当は今日は鈴鹿に行きたかったのだよ!!と思いつつ、テレビ観戦。まあ、順当に大逆転でシューマッハチャンピオン決定でよかったねえ、という感じであった。12時ごろ終わって、疲れて寝てしまった。万歩計が12000歩を超えていた。
9  目がさめると9時を回っている。われながらよく寝たなあ。一人で朝食を取り、チェックアウトして雨の中駅周辺を歩いてみる。電器屋さん、CD屋さん、本屋さんなど巡る。一応お土産も買っておく。11時半ごろ新幹線のホームにて全員と会い、一緒に東京行きの新幹線へ。車中買った本を読む。皆疲れてて口数も少ないようだ。浜松町、モノレールと乗り継いで羽田から熊本へ。空港で解散。
 仙台の印象は「大きな街」「魚がうまい」「伊達正宗がいた」「牛タンが脂っこかった」「美人が多いぞ」という感じか。でもよい街だったと思う。今度はぜひ家族連れで行きたいな。それと仙台ではどうしても会いたいお方がいたんだけど、今回は会えなかった。よし、ぜひもう一度行こう、と決意する。
 空港まで妻子が迎えに来てくれてて、家に戻る。二人はいつもの仲間たち(七輪クラブ、妻はそこの名誉会長である)と天草へキャンプへ行っていたとのことで、たくさん土産話を聞かせられる。二人が同時に喋るものだから、話がごっちゃになりそうである。まあ、ともかく楽しかったらしい。昨日のキャンプ料理、というスープ料理を作ってもらって、ワインを飲んで子供とポケモンカードゲーム(難しすぎる!!)をしたりして遊んでいたが、家族そろって22時にはしっかり寝てしまった。さあ、明日からはまた仕事だ。
10  久々に出社。皆元気そうだ。昼過ぎまで内勤。朝から妙なfaxが届いて、驚愕する。いきなりの身に覚えのない請求書である。「常識」を問う資格が僕にあるとも思えないが(笑)、それにしても「ルール」くらいはわかるぞ。オイオイ!と息巻いたが、そんなことより、オシゴト、と思い、とりあえず無視することにした。
 午前中は旅行中にちょこちょこっと書いていたメールマガジン第2号を完成させて、メーリングリストの更新に1時間かけ、ざざっと発送する。昔紙でニュースを作っていた頃は、切り貼りしてコピーを1時間フル稼働し、部数を数えて営業の机の上に置いていたものだが、それに比べるとインターネットってなんと安上がりで楽なのであろうか。よい時代になったものだ。もっともこれで利益をあげないとどうしようもないんだけど。がんばろう。
 午後から営業に出かける。1700頃妻より携帯がなり、どうしても子供を幼稚園に迎えに行くことが出来ないので、行っとくれ、だそうだ。営業中だったが園の先生に迷惑をかけるわけにも行かず、とにかく走る。ところが思わぬ連休明けの大渋滞、15分程遅れてようやく到着。可哀想に息子は一人残って折り紙で遊んでいた。うまいこといってとりなし、子連れ営業再開。子供を車に残したまま数軒配達する。なんだか「チャン!」という感じの営業である。これ以上回れないなあ、と思い子連れでゲーセンに駆け込み、しばらく待つと妻が登場、ようやく引渡し。
 今宵はスタディグループの理事会のため会場へ急ぐ。風邪のため二名欠席だそうだ。はやっているのだろうか? 21時までスムーズに議事は進行し、今日は食事会、ということであったが、遠慮して家に戻る。久しぶり仕事したせいか、また早く眠ってしまった。
11  いつもよりゆっくり起きて家でいくつか仕事を片付ける。それから営業し、お昼過ぎにメーカーさんと歯科医院で待ち合わせし、商品の見積。その後一緒に蕎麦を食べる。美味しかった。その後先週からデモしている顕微鏡を引き取り、次の貸出先まで走り、説明。今、歯科業界では顕微鏡がブームの兆し、なのだ。100万から300万円もするのだが、今後は必須のアイテムになることだろう。
 夕方から今日は根管治療のデモセミナーである。遠方から来た仕入先を駅に迎えに行き、ホテルで打ち合わせをした後、会場へ向かう。打ち合わせをするはずだったのだが、ずっと携帯がなりっぱなしで、申し訳ないことをした。セミナーは無事スタート。今回が二度目なので要領が分かっていてやりやすい。ここで紹介される商品は今結構気に入っているので、自信をもって薦めることができた。営業は自分が惚れた商品を売る時が最も気持ち良いし、楽なものだ。21時過ぎに終了し、解散。仕入先2名をつれて食事に。初めて会う人だったし、面白かったので気がついたらずっとしゃべりっぱなしであった。もう一軒行こうと誘ったが、明朝早いというし、もう12時だったので潔く解散。家に戻り妻とワインを飲みなおしていたら2時を回った。
12  今日ご開業の歯科医院があるので、担当者と朝から待ち合わせしてご挨拶。今回は僕はまったく何もしていない。見積書を書いたくらいである。本当によい営業マンに恵まれたなあ、と建物を見ながら嬉しくなった。天気も良く先生もご機嫌で、どうせ今日は午前中ここで過ごすのだし、と思い、デジカメを取り出してパチパチ取りまくる。その後院長室に数時間こもって、即席のホームページを作ってあげた。これが僕の開業プレゼント。喜んでもらえた。
 午前中をそこで過ごし、午後から会社へ高速を飛ばす。会社に着いたらなんとなく、歯磨き粉の匂いがする。仕事柄あたりまえなのだが、なんとなくいつもより強い。見渡せば、歯磨き粉と歯ブラシとで壁が出来ている。ああ、そうだった歯科医師会のキャンペーン品が届いているのだった。今月いっぱいでこれを配りまくらねばならないってことだ。しかしメーカーさんもよくぞ毎年こんだけ提供するものである。感心しつつ、とにかく営業の手間を減らそうと、受領証に宛名を印字する。毎年やっているのでプログラムはあるのだが、名簿を改正しなければならんのだ。
その他メーカーさんが来られたり、電話で問い合わせをしたり、営業とミーティングしたりするうちにあっという間に2時を回ってしまった。
13  13日の金曜日、である。ジェイソンではなく、問屋さんが来て朝から商談。友人の技工士が来社ししばらくお話。もう一社問屋さんが来て商談。これといった話もなく、ばたばたと会社を出発し、熊本市内の歯科医院へ急ぐ。今日はマイクロスコープのデモの日である。少し遅れて到着、セッティングと説明を終える。その後新規開拓訪問、ちょっと営業、最期にもう一件寄ってゆっくり商談していたら19時を回っていた。約束していた歯科医院へいけなくなってしまい自宅に戻る。おっと今日は一人だった。妻子は友人らとキャンプに行っておる。おきらくに過ごすか、とビールを明けた瞬間、畳の上で一時間くらい寝てしまっていた。目が覚めてシャワーを浴びて明日からの出張の準備をする。いくつかメールの返事を書いたり、サイトの更新などやっていたらあっという間に深夜になってしまった。
14  8時に起きて出張の最期の準備をして空港へ向かう。0920の伊丹便に乗って、もうひと眠り。JEXには美人のスチュワーデスが多い気がします、皆様。あっという間に着陸して、空港バスで新大阪へ行き、そこから新幹線で一路浜松である。それにしてもどうして浜松なんだろう?まあ、メーカーさんが決めたことだから仕方ない。今日は特約店会議なのである。新幹線の中で「おこわ弁当」を食べる。浜松についてホームを歩いていたら鹿児島の同業者たちと会った。一緒にタクシーで浜松グランドホテルへ向かう。14時から会議。会議といってもほとんど一方的な発表事項なのだが。最近の会議はビデオやプロジェクタが大活躍である。まあ、このメーカーは母体が電気メーカーだからなおさらだろうけど。
 夕方からはホテルで懇親会であった。バナナの叩き売りやらダービーゲームやら出し物が沢山でさすがは大阪の会社であると感心。その後最上階のラウンジに移動。騒がしいなと思ったら近くの席にジュビロ磐田の中山選手が来ていた。23時頃友人と部屋に戻りアジアカップのサウジ戦をテレビ観戦。そういえば中山選手は酒なんか飲んでてよいのか?結果は4-1で日本大勝し、大酒を煽って部屋で眠った。
15  本日は昨日の会議のオプションで半日観光とある。半数以上はゴルフなのだろうが、あいにく僕はまったくその心得がないので観光参加である。バスに揺られて浜名湖へ。ロープウエイにのってオルゴールミュージアムとやらへ連れて行かれ、様々なオルゴールや自動演奏の解説と実演を聞いた。さすが楽器の町、である。
 その後浜名湖遊覧船、龍潭寺と回ってホテルへ戻る。車内で気を利かせたのか、冷たいビールが回ってくるのでついつい良い気分になっていたところに、ホテルの横の料亭でいよいよ鰻を食べた。浜名湖はいまや鰻の日本一ではないらしい。今はすっぽんが日本一だとか。だから「すっぽんパイ」ってのも売られているらしい。ほお。
 予定より少し早い新幹線に乗り、京都でいったん降り、所用を済ませてからJR新快速で新大阪へ。なんだか時間を間違っていたのかぎりぎりになっていたのでタクシーを飛ばしてもらい、フライト10分前に空港に着いた。窓際の席だったので神戸と熊本の夜景を楽しみながら帰ることが出来た。
 家に着くと久し振りに妻子と対面した。「そういえばパパってのがこの家にいたねえ」と言われてしまった。さすがに飲みっぱなしだったせいか、22時にはぐっすり寝てしまった。最近眠り病である。
16  午前中、2軒ほど顧客を回り、11時に熊本市内のメーカー営業所で商談。その後修理などの訪問をした後、八代に移動し、ラボに行って話しこむ。夕方会社に入って深夜までたまった仕事を片付ける。最近仕事をするといっても結構メールを書いている時間が多くなってきた。これはITとかいうおかげで仕事の効率が悪くなっている、ということなんだろうか?それとも良いことなのかな?昼間会って話したり電話したり済むことを、こうやって夜中に書いているのだ。確かに効率はよくなったし返事も早くなったし、経費も安くなった。だが、確実に仕事に関わる時間が長くなっている気がするなあ。
17  メーカーさんが朝から来て担当交代だという。サラリーマンも大変だな。お昼前に車に乗って営業へ。途中で配送のパートさんと待ち合わせして一軒紹介。昼休みは喫茶店でカレーなど食べる。比較的ゆっくりと営業していつもよりだいぶ早く家に戻った。案の定、子供が大喜びではしゃぎまくっていた。久し振りに一緒にお風呂に入り、楽器を弾いたり、UNOをしたりして11時ごろまで遊ぶ。最近すっかり眠り病の僕も、おかげで早く寝てしまった。
18  0930に熊本駅前のニューオータニホテルでメーカーさんの支店長と商談。別れた後、もう一社卸屋さんを待って、ロビーで商談した。その間にメーカーさんより電話。しまった、完全なダブルブッキングだった。慌てて商談を切り上げて同行先の歯科医院へ向かう。急いでデモ器を組み立て、次のアポイントへ向かう。1230に客さんと待ち合わせだったのだ。遅れてしまい、着いた時にはほとんど話が終わっていた。そのお客さんを乗せてご自宅まで向かう。しばらく話をした後、いったん自宅へ戻る。妻と決算についてミーティングした後八代へ向かう。途中の歯科医院でちょっと打合せをして、会社へ。ミーティングしたりした後、来週のスタディグループの資料作成や、頼まれた大学同窓会のイントラネットの構築などをする。妻が借りてきた「シックス・センス」のビデオを会社のテレビで流しながら仕事しようと思ったが、失敗だった。字幕スーパーなので「ながら仕事」が出来ないのであった。あいにく字幕を見なくても内容がわかるという英語力はない。最近特ににうるさくなったPCサーバーを半年振りに停止させたら随分事務所が静かになった。24時間ブン回しているサーバーの騒音って結構凄いんだな。でも新品の時はこんなにうるさくなかったような。
19  午前中は昨夜作った資料の配送手配や、たまった仕事の片付けなどを社内で行う。昼過ぎに今晩の勉強会のための打合せをメーカーさんとして、夕方熊本市に向かう。歯科医院でコンピュータを使った診断装置のデモ。大阪からメーカー説明者に来てもらい、一緒に説明する。担当者とは久し振りに再会したのでちょっと話したりする。2時間くらい一緒にいた後、まだまだ続きそうなので、途中で抜けて、近くに歯科医院へ。今度はこちらでマイクロスコープのデモなのである。7名くらいの先生を集めて説明会。1時間ほどで終了。その後、メーカーさんの担当者2名と街に繰り出し、焼き鳥屋に行き、久し振りにTwo-Fiveに立ち寄る。随分ご無沙汰であった。マスターと、新しいバイトの子とカードマジックをしたりギター弾いたりして久々に大騒ぎして家に戻ったら2時を回っていた。
20  午前中は自宅で仕事をしたりするが、夕べのみ過ぎたせいかはかどらない。決算がようやく終わり、ちょっと気合抜けかなあ。いかんいかん。思いついてwebページの大改装に取り掛かる。そうこうするうちあっという間に夕方になってしまい、出かける。今日もマイクロスコープのデモなのだ。昨日の歯科医院で2時間ほどやって、その後次の歯科医院へ移動。ここへは数名の若手歯科医師が集まって勉強会をしているのだ。無理を言って僕が患者役になりデモ説明をする。まだまだ勉強会は続いていたが、とりあえずメーカー陣は引き上げる。お礼を言って解散。若い歯科医師といえば世間的には余裕のある生活を送り、リッチなエリートで・・・というイメージばかりだが、実際にはその影でこうやって深夜まで勉強したりしているし、土日のほとんどを知識と技術の習得に当てているというのもまた事実である。もちろん、全員が、というわけではないけど。少なくともウチのお客さんはそういう人ばかりだと信じてもよいだろう。
家に戻ると子供はもう寝ていた。
21  午前中は自宅でweb大改装の続きをやる。いったんやると止まらなくなるものだ。他にお客さんのページの制作やら企画書やら、メールの返事やら。今日は本当は栃木に行って会社見学の予定だったのだが、昨日の研修会のため断った。今ごろみんな昼飯かな、などと想像しつつ、ちょこっと昼寝したりして。
 夕方より会社へ向かう。今日は八代の花火師コンテストなのだ。年に一度この時期に球磨川河川敷で全国の花火師たちを集めてのコンテストが行われる。僕ら「七輪クラブ」と呼ばれるなんちゃてアウトドア仲間は、この時期は会員のマンションの屋上で勝ってに花火を見つつ酒を飲み、七輪を囲む、というイベントを行っている。何となくクルマが混んできたな、と感じながら会社に着くと、社員がまだ仕事をしていた。彼に会場まで送ってもらう。屋上には早くもそれぞれの家族が集まり、支度をしていた。ウチの子供も他の子達とすっかりハイになって屋上を走り回っている。僕らはビールを飲んでたこ焼きを食べて、中華粥を啜って、花火に歓声を上げ、すっかり童心に帰って深夜まで騒ぎつづけた。夜も友人宅に泊まり、深夜までなにやら怪しい談義を続けたのである。
22  朝食を作ってもらって、偉そうに新聞を広げ、まるで自宅のごとく振る舞い、当然のごとくコーヒーをすすっている。この1年間ではたして何度このような朝を迎えたことだろうか。この友人とは小学生からの付き合いなのだが、まさか家族全員でこのような状態になっているとまではさすがに20年前は思いつかなかったなあ。まあ、よいことであるな、たぶん。
 午後、会社に戻り、妻と仕事を始める。僕はようやくwebの改装を終了した。他に見積書や商談記録などをまとめる。今日の夜も八代に泊まることにする。妻と焼き鳥屋に行って晩飯を食べる。以前は美味しかった気がしたけど、そうでもなかった。だいいち客層が。なんだかジャージを来たやつらばっかりで、みな大声で酔っ払っているぞ。夜12時よりF1GP最終戦が放映されるので、先に上がって観戦。M.シューマッハが勝ってフェラーリはスタッフ全員が真っ赤なカツラを被って大騒ぎであった。10年以上F1を見つづけているけど、以前に比べて悲壮感がなくなってだんだんアメリカのレースみたいになってきたな。まあ、よいことであるな、たぶん。
23  また月曜日がきてしまった。午前中、メーカーの福岡支店長が来社。先日交替してから初めての挨拶である。昼前に先日お世話になった知人がやってきて近くで寿司を食べる。夕方、でんたる銀次郎と打ち合わせを電話とFAXでやって新しいコラムが完成。次にメーカーさんの担当者が来て商談。夜は営業を集めて新製品勉強会。その後そこの社長と八代の街にのみに行く。馬刺しをたらふく仕込んで家に帰る。なんだか今日はよく人と会ったなあ。
24  どうも体中が脂っぽい気がする。昨夜の食事がちょっとオイリーすぎたか。20代の頃はこういうことはなかったんだけど。営業に出かける予定だったが、なかなか出発できず、15時まで会社の机で過ごす。急いで数軒を回って、18時過ぎに今日の夜のスタディグループの例会会場へ。毎月のことではあるが、今日も盛況であった。酸性水生成機の説明会などもある。それにしても高いなあ。例会の後緊急ミーティングもあったので解散は23時。家に帰ると子供は寝ていた。
25  朝からお得意先より電話。ある歯科医院と勤務技工士とのトラブル解決で一肌脱ぐことに。9時に空港に向かい、東京からのメーカーの社長とこれから同行営業へ。6軒ほど回る。年に数回の恒例行事になっているけど、勉強になる。彼は体調が悪いのか、ずっと助手席でダウンしていたけど。夜は松橋の歯科医院でインプラントのセミナー。実際に患者さんを呼んでのライブオペと模型実習である。多くの参加者を得て大成功であった。実際の商談もうまくいきそうで、良かった。22時前に終了し、メーカー社長と熊本市内に戻り、ホテルにチェックインした後でいつもの店で食事をして代行運転で家に戻る。また子供には会えなかったな。
26  朝は自宅で少しゆっくりする。11時過ぎのバスで福岡へ向かう。バスに遅れそうになって、久し振りに10分ほど全力疾走して少々ばてた。今日はメーカーの特約店会議なのだ。バスの中でテレビの「深夜特急」の最終回をやっていた。スペイン、ポルトガルの町並みが映しだされる。あのあたりを旅したのはもう10年前か。沢木耕太郎のようなハードな旅じゃなかったけど。そうこうするうちに天神バスセンターへ。地下街で食事して、西鉄グランドホテルへ。聞けば10数年ぶりの特約店会議らしい。そのせいか、結構堅苦しい感じの会議で、ついウトウト。しかし質疑応答では結構盛り上がったかな。その後、懇親会。新社長や担当役員と十分話が出来た。今日は夜にバスで家に戻る予定が、つい誘われて中洲へ。なんだかだだっ広いキャバレーみたいなところに連れて行かれて、結構面白かった。ふと時計を見ると最終バスはすっかり出ている。結局西鉄グランドホテルに部屋を取ってもらい、泊まることに。正直言うとほとんどこのあたりの記憶は・・・
27  今朝は9時に熊本市内で得意先と待ち合わせであった。だのに携帯が鳴って目が覚めたのは9時11分であった。一瞬今どこにいるのかわからない。時計を見る。ああ、人生が終わったあ、と大脳が痺れる。部屋中に脱ぎ散らかされた洋服を身にまといながらあちこちに電話をかけてフォローして、チェックアウトし、タクシーに乗り込んで「博多駅!」と叫ぶ。あ、そうだ、と思って「熊本までいくらかかる?」と聞いてみる。「お客さん、いきましょか?」「で、いくら?」「いや、この金額で、と指定してください」「見当つかんな。1万じゃ安いか?「いや、それはちょっと。」「ちょっと待って、財布を見てみるから。。。ううう、現金が1万7千円しかないぞ、これでどうだ?」「そんな金額で行ったことはありません。。」「わかった、高速代はカードがあるから自分で払う、それでどうだ?」「わかりました、行きましょう!、で何時までにつけば?」「・・・あと20分で!」「そんな、1時間半はかかります」「わかった、1時間で行ってくれ!」「・・・何とかしましょう」
 という会話を3分以内で終了し、クルマは都市高速から九州自動車道を下って熊本を目指す。途中携帯電話をかけてあちこち連絡する。ああ、こんなことは二度とゴメンだ、酒は今日限りだ、うう、気分が悪い、吐きそうだ、でもここで吐いたら確実に放り出されるぞ。クルマは途中でメーターを切り、140kmの猛スピードで走りつづけている。とにかく最悪11時までに到着しなければ。今日は講演会で展示説明をする約束だったのだ。展示品は既に妻に運ばせた。あとはどうにか僕自身が到着すればってことだ。10時54分、タクシーは会場へ。有り金を全部はたいて支払う。
 ちょうどタイミングよく、これから商品の説明、というところであった。ろれつの回らない中、説明する。15分ほどで終了。講師の先生に謝り倒すと、意外と許してくれてしかも体を気遣ってくれた。ああ、ありがたいがこれに甘えちゃいかんということだな。もうこんな酒はやめよう!
 その後またタクシーに乗って自宅へ。車中、午前中の出来事を話していたら、この運転手さんは「私なら1万2千円で行きますよ」だと。うーん、いったいどうなっているんだこの業界は。それだけ不況ということだろうか。しかしその金額なら3人まとまったらJRより安くなるということか。
 誰もいない自宅で一休みして午後より営業開始。フラフラと何軒か回る。路上駐車していたらしっかり駐禁の警告を貼られてしまった。その後もう一軒に行く時に今度は有料駐車場に止める。案内係が段取りが悪く、しかも命令口調で鬱陶しい。その上受付で「宿泊でしょ」と決め付けられたので、「いや、1時間ほどで出るよ、なんだよ、ここは時間貸ししてないのか?」と聞いたら、「いや、あんたは泊まりかどうかだって聞いてんだよ!」と大声を出されたので「何言ってんだ、もういいよ、他所に止める」と答えたら突然相手が逆上し、掴みかからんばかりに大声を上げて立ち上がって戦闘モードになったので急いで車に戻って、他に移った。なんだ、そのスジの経営であったか。今日は本当に交通運が最低だぞ。
 ようやく営業も終わり、自宅に戻る。今日は実家に3人で移動して夜通し仕事しようという企画だったのだが、ちょっと疲れまくっていたので、やっぱりここでゆっくりしようということに。子供が「1年分抱っこして〜」と甘えてきたので、一緒に風呂に入ったりカードゲームをしたりして、23時ごろ一緒に寝た。
28  どうしてかわからないが、朝4時に目が覚めてしまった。最近は「ひたすら眠りまくり期間」と「やたら目が覚めている期間」が交互にやってきている気がする。今日は眠れない日である。仕方が無いのでパソコンを広げて、たまった日記を書いてみたり、宿題になったままのお客さんのHPを完成させたりする。11時ごろになりやっと眠くなってきてソファで1時間あまり熟睡する。これから会社に行かなくてはいけないので家族で移動。車中もパソコンを広げてようやくHPを1本完成。4ヶ月もかかってしまった。
 会社に着いて、ちょこっと用事を済ませてからタクシーでホテルへ。今日は歯科技工士会の設立記念パーティである。久し振りに顔を合わせるお客さん、および元お客さんらと歓談。結構あちこちで飲まされてフラフラになってきた。考えてみたら昼の3時から夕方7時まで飲みっぱなしであった。以前はこういう場所が恐ろしく苦手で、必要以上に媚びてみたり、あるいは虚勢を張ってみたりして終わり頃にはベロベロのズタズタになったりしたものだが、最近ではすっかり慣れてきた気がする。なんか肩の力が抜けたというか。まあ、今日の場合は多くの顧客と取引関係がなくなっているせいかもしれないな。恋愛と一緒だ。未練が無くなったら男は自由になれる。そうすると不思議とモテだしたりね。そうありたいものだって、まだ未練たらたらだな。
 二次会の誘いを断りタクシーを呼ぶ。社員の父がタクシー会社のドライバーなので、彼を指名して約15km先の立神峡というキャンプ地へ向かう。今日は会社の「決算ご苦労会」をキャンプ地のロッジでやっているのだ。思いのほかパーティが長引いたせいで、ほとんどのメンバーはもう帰ってしまった後らしい。車中、社員の父と「いつも本当に頑張ってもらって助かってます」なんて会話をしながら(といっても当方酔っ払いだったが)、5000円ほど支払ってようやく到着。残っているのは妻子と、くだんの運転手の息子だけであった。あーつまんねえ、と雨の中、ビールを飲み始めたら、もう一人の営業一家3人と、その友人一家がやってくる。一度帰って用事を済ませて帰ってきてくれたみたいだ。無理をして僕の気持ちを察してくれたに違いない。こういうとき素直にありがとうなんていえない性質なんだが、その代わりに感謝の気持ちをアルコールに託してグビグビ飲んで、急に大勢になった子供たちとロッジの2階で遊びまくって、大騒ぎの夜をエンジョイした。
 11時ごろに消灯。昨日もろくに寝ていないので、早めに寝る。1時ごろ目が覚めると、なにやら物音がする。何?と1階を見ていると、息子が一人で電気をつけてオセロゲームをしているではないか。「何やってんだ?」と聞けば、「眠れないのでゲームの練習をしている」そうだ。恐るべき6歳児。甘言を弄してどうにか寝かしつける。そうしたら今度は自分の目が覚めてしまった。3時間しか寝ていないのに、目がランランである。仕方が無いのでテレビをつけて週末のくだらない番組を見つづける。そういえば8月にここに来た時も同じパターンだったぞ。前回はパソコンを持ってきたので、つい朝まで仕事をしたりしたものだが、今日はそれもできない。本も無い。ずーっとテレビを夜中に見ているだなんて学生時代以来じゃないかな、などと思っていたら、妻に「うるさーい」と怒られた。何度も電気を消して目をつぶってみるのだが、この地の神は僕に睡眠を許さないらしい。散歩しようにも外は大雨である。結局朝までずっと起きていた。

29  9時ごろ皆を起こして回り、朝食を食べて片付けをして解散。家路につくとようやく眠くなり車中で30分ほど爆睡。家に着いたらしっかり眠るつもりがなんだか眠れず、かといって体はだるく、テレビを見たり、本を読んだりしてだらだらと過ごす。パソコンを会社に置いてきたので、画面を開くことも無い。これって数年ぶりにパソコンから20時間以上遠ざかっているのでないか、と驚愕した。まあ、たまには良いものである。おかげでようやく早く眠ることが出来た。しばらく読んでいなかった「東京アンダーワールドを手にとって見たら、はまった。
30  さて、昨日はゆっくりと休めたので、今週は張り切って仕事しよう!朝からメーカーさんがこられてセミナーなどの打ち合わせ。先週はほとんど社内にいなかったので仕事が山積みである。ひとつひとつ片付けているつもりだが、何かうまくいかずにだらだらと時間ばかりがかかってしまった。メールの返事を書きまくり、週末からの出張の段取り、HPの更新、なにやら怪しげな業界情報(笑)の詮索などなど。22時過ぎに切り上げて自宅に戻る。
31  朝早めに自宅を出て営業へ。最近ろくに営業できていなかったので今日こそはたくさん回ろう。下手すると1ヶ月くらい訪問できていないところもあるくらいだし。案の定あちこちで「生きていたか」と勘繰られる。このあたりは面の皮でにこにこと切り抜けるのだが、結構心労モノである。やはり僕らは定期訪問していたほうが身も心も楽であるな。ただ、50歳になるまでそんなことは社員にさせたくない。やはり業界の習慣を変えていかないといけない。それが優秀な若者をこの業界に呼び、定着させていくために僕らができる仕事というものだろう。決して楽をしたいだけではない。きちんとした社員を育てることは業界に貢献することだと思う。そう信じたい。そのためには今やっているような御用聞きを早く終結させ、しっかりと勉強できる環境を作ってあげなければいけないのだ。「やはり訪問してもらえると、つい注文しちゃうんだよね」という顧客の声は十分理解しているつもりだ。だが、「快楽にはコストが掛かる」という常識も一方では主張したい。その顧客は快楽を求めているのか、コストダウンを求めているのか。僕らはきちんとそれらを定義して、自分らの仕事と健康と、それらを両立させていく必要があると思う。
 夕方会社に入ると卸屋さんと輸入商の方がこられていて新しい器械の社内説明会。その後居酒屋で食事をする。風邪をひいている人がいて、ああ、伝染されてはいかんな、今週出張だもんな、と思ったが後の祭りであった。食事を終えて会社に帰り、妻ともうひと仕事していたらあっというまに3時になってしまった。今月も何やかにやで忙しい日々を送ることが出来た。ここまで読んでくれた人、本当に有難う。