「臨床を変える!」シリーズ1 接着

「人工エナメル・デンティンジャンクションの臨床」

現代に生きる歯科医師は、これまでには考えられない歯科社会の変貌の中にあるといえます。これまでは制度や組織に依存し取り立てて能動的な行動をとらなくとも経営ができていた時代から、患者さんのか患者さんとしての当然の権利意識が高まるなか、個々の歯科医師の責任の下、主体性をもった対応が求められるようになってきました。私共、鹿児島大学歯学部同窓会宮崎支部(北辰会)は、このような対応の中でもっとも重要なことの一つが科学的臨床の基準の確立にあると考え、学術活動を展開してまいります。この度、その第一弾として、昭和大学より日本国内の接着の第一人者であられる伊藤和雄先生を招聘し、特別講演会を開催することになりました。接着に関する混乱した情報を整理し、真の接着の科学的臨床基準及びその臨床システムを学ぶこの講演会は、新しい二十一世紀の幕開けに値するものと確信します。
2001年5月
鹿児島大学歯学部同窓会宮崎支部長 根井俊輔


講師:伊藤和雄先生
演者略歴
1975年東京医科歯科大学歯学部卒業
1979年東京医科歯科大学大学院歯学研究科終了
1979年昭和大学歯学部講師
1983-84年デンマーク王立歯科大学(現コペンハーゲン大学)客員研究員
1986年昭和大学助教授(保存修復学講座)

講演内容についてはシラバスをご覧ください。

当講演を受講されると伊藤先生開発の処理材料の入手が可能となります。

日 時
2001年8月19日(日)10:00〜17:00
会 場
宮崎市民プラザ 〒880-0001 宮崎県宮崎市橘通西1-1-2
会 費
3000円(ただし北辰会会員は無料)
申 込
1.北辰会専用FAX0985-20-5171に本ページをコピーして送ってください。
2.このページからご登録ください。
会費は当日お支払いください。
問合先
坂元歯科クリニック 0985-20-1710 坂元一貴

伊藤和雄先生講演会参加申込書
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私は伊藤和雄先生の講演会を推薦します。
代々木デンタルオフィス 西川義昌


クリニカルカリオロジー、デントジンジバルコンプレックスのコンセプトに基づく歯冠修復処置、機能解剖をベースにした顎機能学等の臨床的基準が明らかになりつつある現在、これから数年でしか医療は大きく変貌を遂げると思われます。ようやくすべての分野における科学的な臨床的基準が出揃ったからです。
現代の歯科医療におけるトレンドの一つ、接着の分野ではどうでしょうか?
僕たちは接着について確固たる理論的背景を持って臨床の場に臨んでいるでしょうか?臨床においてより簡便な治療を求めるあまりメーカー主体のブローシャーや論文を鵜呑みにしてはいないでしょうか?科学に基づいた本当の接着システムの理論とは何でしょうか?それを士って始めて患者に対して正しい医療が提供できるのではないでしょうか。
昭和大学保存学教室の伊藤和雄先生は紛れも無く接着の世界的な研究者の一人です。彼はたゆまぬ研究の末、真に科学的な接着理論に基づいた「コントラクションギャップフリーデンティンボンディングシステム」を確立されました。彼のシステムはきわめて論理的で明快であり、理論的にはほぼ完全な接着理論でありながら、臨床の煩わしさはなく、安全性にも優れています。
今回、宮崎・北辰会主催で伊藤先生の講演が催されるのはとても有意義であると思います。なぜなら、彼の講義を受け、著書を読めば、確実に明日からの臨床が変わるのみならず、これから確立されていく新しい歯科医療の接着に関する科学的臨床基準が明確になるからです。この度、伊藤先生の著書「接着性コンポジットレジン修復」(医歯薬出版)の出版に合わせたタイムリーな講演を受けられるのは幸運であり、強く推薦する次第であります。 

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